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海外テニス

「シェイをもってしても成す術がなかった…」大坂なおみのパワフルなプレーに海外メディアも脱帽!〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.16

圧勝でベスト4進出を果たした大坂。(C)Getty Images

圧勝でベスト4進出を果たした大坂。(C)Getty Images

 テニスの四大大会『全豪オープン』(オーストラリア/メルボルン)は16日に女子シングルス準々決勝が行なわれ、第3シードの大坂なおみが世界71位のシェイ・スーウェイ(台湾)を6-2、6-2で下し、2年ぶり2度目の準決勝進出を果たした。磨きのかかったフットワークと持ち味のパワーを発揮した大坂が終始試合を優位に進め、わずか1時間6分でベスト4入りを決めた。

 試合後のオンコートインタビューに応じた大坂は、「やはり彼女(シェイ)はどこにでも打てるショットメイキングを持っていると感じた」としながらも、「前回マッチポイントを凌いで勝ったこともあって、落ち着いてプレーできた。パニックにはなることはなかったし、今日の出来には満足している」と喜びを語った。

 大坂の見事な圧勝劇に対し、世界からも称賛の声が上がっている。テニス系海外メディアの『Tennis Major』は「全豪オープン準々決勝で大坂が短い時間でシェイを退けた」という見出しで、「今大会大活躍のシェイをもってしても、大坂のパワー溢れるプレーには成す術がなかった」と伝えている。
 
 また、WTA(女子テニス協会)の公式サイトも「大坂がシェイを破り、全豪オープン準決勝に進出」と題し、「24本のウイナーを奪い、アンフォースト・エラーを14本に抑えてパワフルなプレーを披露した。(両者の)2年前の対戦ではフルセットにもつれ込んだが、今回はその時とは全く違った結果となった」と大坂に賛辞を送っている。

 決勝進出をかけた準決勝で大坂は、グランドスラム通算23勝を誇る世界11位のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)と、元世界1位で今大会第2シードのシモナ・ハレップ(ルーマニア)の勝者と対戦する。大坂はこれまでベスト8以上に進出したグランドスラムではすべて優勝を果たしているだけに、期待の声は高まるばかりだ。

文●中村光佑

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ! メルボルンで躍動する大坂なおみ
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