専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「全豪決勝? 観ていないわ」世界1位バーティーは大坂なおみの追い上げにも冷静。「余計なプレッシャーは感じていない」

THE DIGEST編集部

2021.02.26

女子テニスの世界ランクで首位に立つバーティー(左)。全豪優勝で2位へ浮上した大坂(右)が猛追する。(C)Getty Images

女子テニスの世界ランクで首位に立つバーティー(左)。全豪優勝で2位へ浮上した大坂(右)が猛追する。(C)Getty Images

 全豪オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂なおみが、2月22日に更新された世界ランキングで3位から2位へ浮上。この追い上げに対し、現在同1位に立つアシュリー・バーティー(オーストラリア)はあくまで冷静に受け止めていると、英スポーツメディア『Sky Sports』が伝えた。

 第1シードで出場した全豪オープンは、準々決勝でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)にまさかの逆転負けを喫したバーティー。しかし最新のランキングでは、新型コロナ禍で昨年から変更となったポイント制度の恩恵により、大坂に抜かれることなく1位をキープした。

 これに対して一部ファンから疑問の声が上がったが、バーティーは「余計なプレッシャーは感じていない」とクールに反応。「他の誰かがすることなんて、私にはコントロールできない」としたうえで、「トーナメントやランキングも、私があれこれと思案する問題ではないわ」と持論を展開した。大坂が勝利した全豪決勝も「観ていないの」と正直に語る。
 
 大坂とバーティーは、WTAツアーで過去に対峙したのはわずかに4回(2勝2敗)。『Sky Sports』は「バーティー(24歳)と23歳である大坂のライバル関係は、今後数年間のツアーの目玉になるだろう」と注目。バーティー自身も「ビッグトーナメントで彼女と対戦する機会になれば最高ね」とコメントし、「それが私たちの夢でもあるのよ。だから、いつかはそうなるかもしれないけど……、今のところはそんなこと気にしていないわ」と話した。

 全豪オープン後のアデレード国際は2回戦で早期敗退となり、次週に出場を予定していたカタール・オープンは怪我を理由に欠場したバーティー。次戦は大坂が出場する3月のマイアミオープンを目指す見通しだ。

 今後も女子テニス界をリードするだろうふたり。テニスファンがいまもっとも対戦を熱望しているカードかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】全米・全豪を制し女子テニス界を牽引!大坂なおみのキャリアを厳選写真で一挙振り返り!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号