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海外テニス

フェデラー、復帰大会は準々決勝敗退も「非常にポジティブなカムバックになった」と手応え〈SMASH〉

中村光佑

2021.03.12

復帰大会のカタールで2試合連続フルセットを戦ったフェデラーは、準々決勝敗退となったものの一定の手応えを感じているようだ。(C)GettyImages

復帰大会のカタールで2試合連続フルセットを戦ったフェデラーは、準々決勝敗退となったものの一定の手応えを感じているようだ。(C)GettyImages

 男子テニスツアー『カタール・オープン』(3月8日~13日/カタール・ドーハ/ATP250)は、3月11日にシングルス準々決勝を実施。世界42位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)にフルセットの末に敗れた第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が、試合後の記者会見で今大会を振り返った。

 2度にわたる右ヒザの手術を経て、カタール・オープンの2回戦で14カ月ぶりにカムバックを果たし、復帰初戦を勝利で飾っていたフェデラー。準々決勝でも一時はマッチポイントを握ったものの、バシラシビリの粘りに屈し、惜しくも昨年の全豪オープン以来となるツアーでのベスト4入りを逃した。

 試合後の記者会見でフェデラーは「バシラシビリはダン(エバンズ)とはまったく違うプレーをするから、少し苦戦してしまった」としながらも、「何度も何度もトライしていた中で、昨日(2回戦)は浮き沈みが激しかったけど、今日(準々決勝)は全体を通して平常心でプレーできたと思う。まだ完全な状態ではないけど、それはもうわかっていること。芝のシーズンまでには調子を100%に戻したい」と前向きなコメントを残している。
 
 最後に「準決勝でもプレーしたかったけど、同時に休めてよかったとも思っている。今日のプレーにも、昨日のプレーにも満足しているし、コートに戻ってこられたこともうれしく思っているよ。自分にとって非常にポジティブなカムバックとなり、本当に幸せだ」とツアー復帰の喜びを語り、会見を締めくくった。

 なお、現地12日にフェデラーは自身のツイッターを通じて、出場を予定していたドバイ大会(3月14~20日/ATP500)の欠場を発表した。まずはしっかりと身体を休めて、再びフェデラーらしい芸術的なテニスで多くのファンを楽しませてほしい。

文●中村光佑

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