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海外テニス

ドーピング違反で出場停止処分のヤストレムスカ。「汚名を晴らすために」と処分解除要求も拒否され…<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.28

まだ20歳と有望な若手選手だが、思わぬところで躓いてしまった。(C)Getty Images

まだ20歳と有望な若手選手だが、思わぬところで躓いてしまった。(C)Getty Images

 現地時間4月27日、ITF(国際テニス連盟)は公式サイトで、ドーピング違反により暫定的な出場停止処分を受けている女子テニス世界ランク31位のダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)の、2度目の処分解除申請が拒否されたと発表した。

 出場停止処分は、昨年11月にモントリオールの世界ドーピング防止機構に送られた検体の検査結果を受けたもので、検体からは禁止薬物であるメステロロン代謝物が検出されたという。これにより、ヤストレムスカは今年1月7日以降のツアー大会への出場が禁止されていた。
 
 この処分を受けた直後、ヤストレムスカは自身のSNSで「親愛なる皆さんへ」とファンに向けてコメントを公開。「私はこれまでにパフォーマンスアップのための薬物や、禁止薬物を使用したことはないと断言します」と弁解し、「断固として、この汚名を晴らすためにできうるすべてのことを実行すると決めています」と述べていた。

 ヤストレムスカはこの言葉通り、処分撤回のために行動を起こしたが、それは認められなかったようだ。今回のITFによる発表では、「ヤストレムスカ選手はスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ解除申請を行ないましたが、CASは彼女の要求を拒否しました。そのために彼女は引き続き大会への出場資格がありません」と綴られている。

構成●スマッシュ編集部

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