女子テニスツアー『マドリード・オープン』（４月29日～５月８日／スペイン・マドリード／クレー／WTA1000）は現地５月２日、女子シングルス２回戦を実施。世界20位のカロリーナ・ムチョバ（チェコ）が、同２位の大坂なおみを６-４、３-６、６-１で下して16強進出を決めている。

　今年１月の全豪オープンで初のグランドスラム４強を果たすなど、ここまで充実したシーズンを送っているムチョバ。先週発表の世界ランキングでは初のトップ20入りを果たし、この日はスライスやドロップショットを多用して１時間49分の激戦をものにした。

　試合後の会見でムチョバは、「タフな内容だったけど、準備はできていたわ」と勝利へ自信があったことを明かすと、「自分の持っている武器をすべて出し切ってプレーできた。今日はそれがうまくいってよかったわ」と喜びのコメントを残している。
  　また、この日は作戦として「できるだけ（大坂を）動かすようにプレーしていた」という。「簡単に聞こえるかもしれないけど、彼女はとても速いからコート上ではそれほど簡単ではないの」としたうえで、６-１と圧倒した第３セットは「私の思い通りになったわ」と満足そうに振り返った。

　トップ５に対して通算10勝目を飾ったムチョバの次戦は、世界19位のマリア・サッカリ（ギリシャ）。全豪女王を破った勢いそのままに、さらなる上位進出を狙う。

構成●THE DIGEST編集部

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