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海外テニス

「全て順調」なフェデラーが芝で2年ぶりの勝利!一方でウインブルドンは「ハードルが高い」とも<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.15

久々の芝での試合を快勝で飾ったフェデラー。(C)Getty Images

久々の芝での試合を快勝で飾ったフェデラー。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ノベンティ・オープン」(6月14日~20日/ドイツ:ハーレ/グラスコート/ATP500)に出場しているロジャー・フェデラー(スイス/8位)は、現地6月14日のシングルス1回戦でイリヤ・イバシュカ(ロシア/90位)を7-6(4)、7-5で下し、2回戦に進出した。

 得意なサーフェスとはいえ、久々の芝での試合ということで、序盤は多少のやりにくさがあったようだ。第1セットは相手に2度ブレークポイントを握られるなどピンチを迎えたが、これを切り抜けてタイブレークへと持ち込むと、以降は「とてもいいプレーができた」と自画自賛するテニスでセットを先取。

「試合が進むにつれてチャンスが増えてきて、緊張も少しじつほぐれてきた」と明かすフェデラーは、第2セット6-5で迎えた相手のサービスゲームをブレークして、2019年のウインブルドン以来約2年ぶりとなる、芝コートでの勝利を上げた。

 今年3月に2度に渡る右ヒザの手術を乗り越えてツアー復帰を果たしたフェデラーは、これまでウインブルドンを最大の目標に掲げて実戦経験を積んできた。

 先の全仏オープンもコンディション調整のために4回戦で棄権し、いよいよ芝のシーズンに突入したわけだが、この試合後のインタビューでは、ウインブルドンでの優勝について「明らかに、かなりハードルが高い」として、やはり厳しい目標だと認めている。
 
 ただそれは他の選手にも言えることで「僕らはみんな同じ状況にある。ここ2、3年はみんな芝でプレーしていないんだ」とコメント。「もしハーレ(今大会)でうまくいかなかったとしても、また1週間は練習の期間がある」と、前向きに語った。

 身体に負担がかかりやすいとされる芝でのプレーについては「もう少し良くできると思う」としつつも、「今のところは全て順調だよ」と好調さを明かした。

 今大会第5シードのフェデラーは、次戦でフェリックス・オジェ‐アリアシム(カナダ/21位)とフベルト・フルカチュ(ポーランド/17位)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】史上最強の王者!絶大な人気を誇るロジャー・フェデラーの「ウインブルドン2019」を振り返る!
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