専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

日本テニス界期待の18歳、望月慎太郎がウインブルドン予選1回戦を逆転の末にクリア!<SMASH>

中村光佑

2021.06.23

2019年ウインブルドンジュニア覇者の望月が今度は本大会出場に向けて力強い一歩を踏み出した。(C)Getty Images

2019年ウインブルドンジュニア覇者の望月が今度は本大会出場に向けて力強い一歩を踏み出した。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランク500位の望月慎太郎(18歳)が、現地6月22日に行なわれた「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)の予選1回戦で同160位のヒューゴ・ガストン(フランス)を1-6、6-2、6-4の逆転で下し、2回戦へ駒を進めた。

 2019年のウインブルドンジュニアのシングルス部門で当時16歳ながら優勝を果たし、日本人男子初の快挙を成し遂げている望月。今大会はワイルドカード(主催者推薦)で予選から出場しており、自身初となるグランドスラム本戦出場を目指している。

 21日からの開始を予定していた予選1回戦は悪天候のため、全試合が22日に順延されていた。

 迎えたガストンとの対決は、序盤から望月がミスを重ね、第1セットを早々に落としてしまう。それでも徐々に持ち味のネットプレーを織り交ぜながらリズムをつかんで1セットオールに持ち込むと、ファイナルセットでも4度のブレークに成功。粘るガストンを振り切り、1時間34分で勝利を収めた。
 

 苦戦を強いられながらも何とか初戦を突破した望月は、試合後のインタビューで「2019年にジュニアを優勝したけど、もう2021年になったから、今年は予選のワイルドカードをもらえるとは思っていなかった」としつつも、「ワイルドカードを獲得したと聞いた時は本当にうれしかった」とコメント。試合前からすでに気持ちが高ぶっていたという。

 今大会では望月を含め、日本勢男子は4人が予選に出場しており、伊藤竜馬(227位)、内山靖崇(116位)も1回戦で勝利。添田豪(177位)は惜しくも初戦敗退となった。

 勝利した望月は予選2回戦で世界124位のタロン・フリークスポール(オランダ)と対戦する。まだまだ修正すべき点は多いのかもしれないが、聖地ウインブルドンの本戦出場へ向け、このままの勢いで勝ち進んでいくことを期待したい。

文●中村光佑

【PHOTO】望月慎太郎(16歳当時)の基本に忠実なリターンの連続写真!

 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号