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海外テニス

大坂なおみが東京五輪の初戦に勝利!日本カラーをまとい、久々の試合と感じさせないプレーを披露<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.25

日本で大坂なおみらしいパワフルなプレーを披露した。(C)Getty Images

日本で大坂なおみらしいパワフルなプレーを披露した。(C)Getty Images

 東京オリンピックのテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)は25日に、シングルス1回戦などを実施。女子シングルスでは大坂なおみ(日清食品/世界ランク2位)がセンターコート第2試合に登場し、ジェン・サイサイ(中国/52位)を、6-1、6-4で下して2回戦へ駒を進めた。

 大坂は6月の全仏オープンをメンタルヘルスの問題で棄権して以来の大会出場。オリンピックは以前から大きな目標の1つで、聖火リレー最終点火者の大役を務め、「私がこれまでに経験したことのない最も偉大なスポーツの名誉と成果です」と、気持ちの面でもより盛り上がっている。

 いつも通りヘッドフォンを付けて、軽く手を上げてコートに入ってきた大坂。赤のワンピースと赤のドレッドヘア、そして白のラケット、加えて赤と白のシュシュ、赤のリストバンドに白の時計と、日本カラーを意識していることがうかがえる。

 大坂のサービスエースで試合が開始。フォアの強烈なクロスやサービスで、簡単にラブゲームでキープした。続くリターンでも攻めてブレークに成功。久々の試合だと感じさせない順調な立ち上がりを見せた。
 
 バックハンドにミスが出てブレークされそうな場面もあったが、サービスエースをワイドに決めて切り抜けた。何度も「カモン!」と言い気合いを入れる大坂が、6-1で第1セットを32分で先取した。

 第2セットに入り相手のジェンは、真ん中深くに打ってミスを誘ったり、前後にゆさぶってきたが、大坂は攻撃姿勢を貫いてブレークし2-1とリードを奪う。大坂は粘るジェンをパワーで圧倒して、6-1、6-4でオリンピック初勝利を挙げた。

 勝利した大坂は2回戦で、ビクトリア・ゴルビッチ(スイス/50位)と対戦する。2人は初の顔合わせとなる。第1シードのアシュリー・バーティー(オーストラリア)が1回戦で敗退したことで、第2シードの大坂の金メダル獲得の可能性がより高まってきた。

構成●スマッシュ編集部

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