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海外テニス

西岡良仁はシードのハチャノフに逆転負け。メダル候補の青山修子/柴原瑛菜もまさかの初戦敗退【五輪テニス2日目】<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.25

格上のハチャノフを相手にリードした西岡だが、中盤以降はパワーに押され、逆転負けを喫した。(C)Getty Images

格上のハチャノフを相手にリードした西岡だが、中盤以降はパワーに押され、逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 東京オリンピックテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)は7月25日に2日目を迎え、男女シングルス&ダブルスの1回戦が行なわれた。シングルスでは、既報の通り第2シードの大坂なおみ(日清食品/世界ランク2位)がジェン・サイサイ(中国/52位)に6-1、6-4で勝利し、錦織圭(日清食品/69位)も第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア/7位)に6-3、6-4で快勝。ここでは他の日本選手たちの結果をお伝えしよう。

 日本男子ランク最上位の西岡良仁(ミキハウス/55位)は、第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア/25位)に挑んだ。2人は2年前の全豪オープンで一度だけ対戦し、西岡がストレートで敗れているが、今回は西岡に成長の跡が見えた。

 第1セット、西岡はコートを広く使った組み立てでハチャノフを揺さぶる。相手のビッグサービスや強烈なフォアハンドをしっかり受け止め、コーナーにボールを散らして甘い返球を引き出し、最後はネットで仕留めるという頭脳的な戦術が機能。ハチャノフのリズムを崩して14本のアンフォーストエラーを引き出し、自身は4本に抑えて6-3でセットを先取する。

 しかし第2セット以降はギアを上げたハチャノフがパワーで押し、西岡は徐々に受けきれなくなる。6本のサービスエースと9本のフォアハンドウイナーを決めたハチャノフに対し、西岡は球威に押されてのミスが増え、2つのブレークを喫して1-6。第3セットも流れを変えられず、2ブレークされて2-6で力尽きた。試合時間は1時間49分だった。
 
 女子ダブルスには第2シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業)が登場。今季すでにツアー4勝を挙げ、直前のウインブルドンでもベスト4入りしている2人だったが、ベリンダ・ベンチッチ/ビクトリア・ゴルビッチ(スイス)に4-6、7-6(5)、[5-10]で足をすくわれた。

 第1セットは青山のサービスゲームを2つブレークされ、ワンブレークしたものの及ばず…。第2セットは計5度のブレークポイントを切り抜ける粘りを見せ、タイブレークを制してマッチタイブレークに持ち込んだが、反撃もそこまでだった。2時間23分の激闘の末、日本期待のメダル候補がまさかの初戦敗退となった。

 シングルスを戦い終えた西岡は、ダニエル太郎(エイブル)と組んだ男子ダブルスにも登場し、マリン・チリッチ/イバン・ドディグ(クロアチア)と対戦。第1セットは西岡が2つサービスダウンを喫して2-6。第2セットはダニエルが2-2からの第5ゲームをブレークされ、4-6で振り切られた。

構成●スマッシュ編集部

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