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海外テニス

錦織圭のダブルスは第1シードに敗退。ミックスのマクラクラン勉/柴原瑛菜はメダルへ好発進!【五輪テニス5日目】<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.29

マクラクラン/錦織はベスト8で世界最強ペアに敗れ、メダルには届かず…。写真:REUTERS/AFLO

マクラクラン/錦織はベスト8で世界最強ペアに敗れ、メダルには届かず…。写真:REUTERS/AFLO

 東京オリンピックテニス競技(7月24日~8月1日/東京:有明/ハードコート)は7月28日に5日目を迎え、男子シングルス3回戦などが行なわれた。注目の錦織圭(日清食品/世界ランク69位)は既報の通り、イリア・イバシュカ(ベラルーシ/同66位)を7-6(7)、6-0で下しベスト8に進出。ここではその他の試合の結果をお伝えしよう。

 シングルスを戦い終えた錦織は、マクラクラン勉(イカイ)と組んだ男子ダブルスにも登場。第1シードのマテ・パビッチ/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)と準々決勝を戦った。パビッチ/メクティッチは世界ランク1位・2位のペアで、今季はウインブルドンを含めツアー8勝を挙げている強豪だ。

 自在にポジションやコースを変えて、息つく暇もなく仕掛けてくる相手ペアの攻撃に、マクラクラン/錦織は守勢に回る場面が多くなる。そして第1セット1-2からの錦織のサービスゲームで、メクティッチに強烈なストレートリターンを抜かれてダウン。第9ゲームでブレークバックのチャンスが2本あったが、パビッチのキレのあるサービスに押されてモノにできず、3-6で第1セットを落とす。

 第2セットは日本ペアもクレバーな配球で対抗し、3-3までキープが続くが、第7ゲームで再び錦織がサービスダウン。続くメクティッチのサービスでブレークポイントを2本握ったが凌がれると、最後は集中が切れたのかマクラクランがダブルフォールト絡みでラブゲームでダウンを喫し、3-6で振り切られた。
 
 この日からテニス競技はミックスダブルスもスタート。マクラクランは休憩後、柴原瑛菜(橋本総業)とのペアでミックスに臨み、アンドレイ・ゴルベフ/ヤロスラワ・シュベドワ(カザフスタン)と対戦した。

 日本の2人はダブルスを本職とするだけあって息の合った連携を披露。柴原がベースラインから強打すると、マクラクランはネットで機敏に動いてプレッシャーをかける。第1セット第8ゲームではマクラクランのポーチが奇麗に決まって、シュベドワのサービスをブレーク。そのまま6-3でセットを先取する。

 第2セットは互いに譲らず6-6までキープし合い、タイブレークとなるが、ここで柴原がロブやムーンボールをうまく取り入れて相手のリズムを崩すと、マクラクランのネットでの攻撃と効果的な緩急となって、一気に6-1とリード。そのまま7-3でタイブレークを制した。

 マクラクラン/柴原はこれでベスト8入り。29日の準々決勝では第4シードのアンドレイ・ルブレフ/アナスタシア・パブリチェンコワ(ROC)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】錦織、マクラクラン、柴原ら東京オリンピックでの日本選手たちの厳選プレー集!
 

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