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海外テニス

大坂なおみが10月開催のインディアンウェルズ大会を欠場へ<SMASH>

中村光佑

2021.09.23

全米オープン敗退後の会見で、次の大会は決まっていないと言っていた大坂。(C)Getty Images

全米オープン敗退後の会見で、次の大会は決まっていないと言っていた大坂。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランク8位の大坂なおみが10月4日から開催される「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハード/ATP1000、WTA1000)を欠場することが明らかになった。

 今年6月の全仏オープンでは大会開幕直前に突如“記者会見ボイコット”を宣言し、同時に2018年の全米オープン優勝後から心の病に悩まされていたことを明かした大坂。メンタルの不調は依然として続いており、先の全米オープンでは3回戦で19歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)に敗れた直後の記者会見で涙ながらに「次にどの大会に出るかはまだ決めていない。しばらくテニスから距離を置きたいと思う」と長期のツアー離脱を表明していた。

 米テニス専門メディア「Tennis.com」によると、大坂側からインディアンウェルズ欠場に関するコメントはまだ発表されていないという。だが、ツアー復帰に向けて心の状態を整えることを優先したようだ。
 
 大坂の欠場に伴い、インディアンウェルズ大会側は日本時間9月23日の早朝に公式ツイッターを更新。「ナオミ、2022年にはあなたが戻ってくることを楽しみにしています」とメッセージを送った。

 大坂は全米オープン開幕時(8月30日付)に世界3位だったランキングも大会直後(9月13日付)には5位へと後退し、9月20日に発表された最新ランクではさらに3つ落としてトップ5圏外の8位へと転落。

 そんな中でも、全米後に開催されたファッションイベントでは奇抜なドレスに身を包んで観衆を沸かせたり、自身の公式インスタグラムでは熱愛中の恋人コーデー氏と様々な着こなしを楽しむような画像を公開するなど、オフコートでは以前と変わらない元気な姿を見せている。まずは心身ともにリフレッシュさせることに専念した上で、大坂が再び笑顔でコートに戻ってくる日を心待ちにしている。

文●中村光佑

【PHOTO】全米オープン2021での大坂なおみのプレー
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