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海外テニス

「焦らず適切な人物を見つけたい」18歳の全米女王ラドゥカヌはじっくりコーチ探し<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.06

インディアンウェルズの会場で楽しそうに練習をするラドゥカヌ。(C)Getty Images

インディアンウェルズの会場で楽しそうに練習をするラドゥカヌ。(C)Getty Images

 10月6日から開催されるグランドスラムに次ぐグレードのテニス大会、「BNPパリバオープン」(10月6日~10月17日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)にワイルドカード(主催者推薦)で出場する全米女王のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)。全米オープンの劇的な優勝の後、初めて女子テニスツアーに戻って来た。

 彼女は全米オープン後に、短期契約だったアンドリュー・リチャードソン氏とのコーチ契約終了を発表している。インディアンウェルズには、英国テニス協会の女子のナショナルコーチであるジェレミー・ベイツ氏が帯同することになっているが、これは便宜上のものだろう。

 ラドゥカヌは今後のコーチについて、「焦らず、適切な人物を見つけたいと思っています」と語っていると欧州スポーツメディア『EUROSPORT』が伝えている。

「私はまだ若いですが、多くの経験を積んできました。コートでは自分で考えて行動し、1日の終わりには、自分自身のコーチでなくてはいけません」と決まったコーチがいない今の練習状況を説明した。この考えで行動し分析できる力も彼女の強さのひとつだろう。
 
 続けて、「何かを変えたくはありません。別のことを考えだしたら、それが問題を引き起こすでしょう。だから、今まで通り自分がするべきことをして、同じでいようと思っています」と突然脚光を浴びた18歳は冷静に考えている。

 実際、優勝後の3週間は「今までにない経験」をすることができたが、その後はトレーニングに戻って、大会に集中できているようだ。
 
 ただし、本人が今まで通りでありたいと思っても、周りの環境は変わっていく。メディアやスポンサーの対応が必要になり、ファンの注目度も上がるだろう。新しい環境の中で成長し続けるためにも、自分にとって最適なコーチが早く見つかることを祈る。

構成●スマッシュ編集部

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