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海外テニス

「もっと楽しめたら良かった」大坂なおみが東京五輪での複雑な心境を振り返る<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.02.20

東京オリンピックでの日々について、長文で想いを明かした大坂なおみ。(C)Getty images

東京オリンピックでの日々について、長文で想いを明かした大坂なおみ。(C)Getty images

 女子テニス世界ランク82位の大坂なおみが2月19日に自身のSNSを更新。昨年、東京で開催された夏季オリンピックを振り返る数々の写真とともに、当時抱いていた複雑な心境を明かしている。

 東京オリンピックテニス競技の女子シングルスに参加した大坂は、1回戦でジェン・サイサイ(中国)を、2回戦でビクトリア・ゴルビッチ(スイス)をそれぞれストレートで下したが、3回戦でマルケタ・ボンドルソワ(チェコ)に1-6、4-6で敗退。優勝を期待されながらもベスト16で大会を去ることとなった。

 今回の投稿で「冬季オリンピックが開催されているからなのかな」と、北京での冬季オリンピックに感化された様子の大坂は「自分の時間を思い出していたんです」と東京オリンピックでの日々を振り返りはじめた。

 2021年はメディアで良くも悪くも様々な報道をされていた大坂だが、やはり本人にとっても並々ならぬ心境で迎えた大会だったようだ。「あの時をもっと楽しめばよかったという深い悲しみを抱いています。東京オリンピックに参加しているのに、そこで大きな喜びを見出すことができなかったなんて」と、母国の晴れ舞台を心から楽しむことができなかったことの後悔を綴る。
 
 ただ同時に、「これからの人生は、短い時間でも長い時間でも、とにかく楽しんで、時間を有効に使うことが大切だと思います(笑)」として、当時の体験を教訓にしようというポジティブな姿勢も明かした。

 今シーズンの大坂は、1月の全豪オープン以降大会に出場していないが、次戦は3月9日に開幕する「BNP・パリバオープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)に、ワイルドカード(主催者推薦)で出場することが正式に決定している。

 ランキングこそ昨年末の13位から大きく後退しているが、その立ち位置が彼女の実力に見合わないものであることは明らかだ。まだ始まったばかりの2022年シーズンを、彼女の年にしてくれるよう今後の活躍を願いたい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】東京五輪でメダルへの期待がかかる大坂なおみの厳選ショット!
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