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海外テニス

「支持できない。クレイジーだ」ウインブルドンの“露排除”にジョコビッチが見解! ナブラチロワも「間違った判断」と指摘

THE DIGEST編集部

2022.04.23

ロシア排除の決断に異を唱えたジョコビッチ。昨年大会は通算6度目の優勝を飾っている。(C)Getty Images

ロシア排除の決断に異を唱えたジョコビッチ。昨年大会は通算6度目の優勝を飾っている。(C)Getty Images

“ロシア排除”の動きにテニス界では非難の声も少なくない。

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 現在も続いているウクライナ侵攻の現状を受け、四大大会のひとつである「ウインブルドン」は6月に開幕する大会からロシアとベラルーシ選手の除外を発表。これに対し、今回は前年王者であり、男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が自身の見解を語った。

 英衛星放送『Sky Sports』など複数メディアによると、現在「セルビア・オープン」に出場中の34歳は、「何よりも戦争を非難するし、実際に経験している立場から決して支持することはない。それがどれほど心にトラウマを残すか知っている」と、自身の体験を交えて戦争反対の立場を強調した。

 それをふまえたうえで、ウインブルドン側が下した判断に関しては、「支持できない。これはクレイジーだと思う」と主張。「選手たちはまったく関係ない。政治がスポーツに干渉するとき、その結果は良いものにならない」との持論を展開しており、アスリートへの締め出しには同意しない姿勢のようだ。

 また、グランドスラム通算18勝を誇るマルチナ・ナブラチロワ氏(アメリカ)も、英ラジオ局『LBC』の記事内で「間違った判断だと思う」とコメント。「国を代表する団体戦の出場禁止は理解できるが、個人レベルでは間違っているとしか思えない」と話し、大会側が再考するには「遅すぎる」と私見を述べた。

 ウクライナ選手からは称賛の声が目立っていた今回の決定。立場によって賛否が飛び交っている印象だが、はたして今後テニス界はどうなっていくのだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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