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【テニスマナー講座3】ダブルスの試合でパートナーに“好かれる人・嫌われる人”<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.04.30

一般の方がプレーする機会の多いダブルス。チームワークが勝敗の鍵を握るだけに、どんな人とペアを組むかはとても大切だ。写真=THE DIGEST写真部

一般の方がプレーする機会の多いダブルス。チームワークが勝敗の鍵を握るだけに、どんな人とペアを組むかはとても大切だ。写真=THE DIGEST写真部

 テニスを楽しむ上でルールを守るのは当然だが、お互いが気持ちよくプレーするにはマナーを守ることも大切。テニス専門誌『スマッシュ』では、日本テニススクール界のパイオニアとして知られる中嶋康博氏の解説をもとに、テニスで「好かれる人」と「嫌われる人」のマナーについて考えてみた。

 第3弾となる今回は、一般の方がプレーする機会の多い「ダブルス」の試合で、「また一緒に試合がしたい」と思われる人と、「もう二度と組みたくない」と思われる人の違いについて考えてみた。

◆あいさつのできる礼儀正しい人◆

 これはテニスに限ったことではなく「礼儀正しい人」は誰からも好かれる。元気にあいさつして「今日も頑張りましょう」となれば、パートナーだって「よしやるぞ!」という気分にもなるもの。それが、最初からろくにあいさつもしないような状況では気分も盛り上がらないし、試合に気分よく入ることもできないだろう。

◆ミスを素直に認めて「スミマセン」と言える人◆

 テニスにミスは付き物だからといって、ミスを犯しても知らんぷりしている人はダメ。それではさらにミスが増えるというもの。ミスをしても黙っていないで「スミマセン」とひとこと言うだけで、「いいよ、次頑張ろう」とペアの雰囲気は変わる。自分のミスを素直に認められる人は、パートナーとしてプレーしやすい。
 
◆一生懸命走らずにすぐに諦める人◆

「足ニス」という言葉があるが、走ることによって相手にプレッシャーを与えることができる。例えば相手がウイナーを決めに来た時、必死に向かってラケットにボールが触ったとする。相手は「次は打ち返されるかも」とさらに厳しいコースを狙い自滅…、なんてことも。だから走ることはとても大切。劣勢でもしぶとくボールへ食らいついて行く、そうしたガッツのある人がパートナーとして好かれるのは明らかだ。

◆状況に応じて戦術を立てられる人◆

 例えば劣勢に回っている時に「もう少しスピードを落としていこう」とか、「サイドアウトが多いからセンターを狙っていこう」と戦術を提案できる人は好かれる。当然と言えば当然だが、厳しい場面でも冷静に状況を分析できる人は、テニスに限らずどの世界でも人気者になる。

 もちろんパートナーに頼り切りになるのではなく、ペア同士でアドバイスを出せることが理想。劣勢から巻き返して逆転勝利を手にするペアは、そうした人たちだ。
 
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