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レッスン

尾﨑里紗直伝! 相手の高いボールをバックハンドで返球する方法【テニスレッスン】<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.05.13

高い軌道のボールにするために、左股関節を上げるとともにスイング軌道も斜め45度にすることが大事だという尾﨑プロ。写真:THE DIGEST写真部

高い軌道のボールにするために、左股関節を上げるとともにスイング軌道も斜め45度にすることが大事だという尾﨑プロ。写真:THE DIGEST写真部

 テニスで難しいのは、毎回やってくるボールが違う点。基本的なフォームを覚えたら、ボールに合った打ち方を学んで行こう。今回は相手がロブを打って、ボールがバックハンド側に高く跳ねてきた時の打ち方を、元世界70位の尾﨑里紗プロに教えてもらった。

――◆――◆――

 相手がロブを打つと、ボールは高く跳ねるので、いつもと同じ場所で打とうとすると打点が高くなります。特にバック側は高い打点だと力を入れづらいので、弱々しいボールになりがちです。

 高く弾むボールに対応するには、できるだけ早く下がってボールを胸ぐらいで捉えられるようにしてください。肩よりも高い打点だと力が入りません。フットワークは、速く下がるためにクロスステップを使い、サイドステップで微調整するのがお勧めです。
 
 打つ時は、テイクバックで左股関節をしっかりと曲げて体重を乗せてパワーをためます。左足を軸にして、股関節を上げてスイング軌道を斜め45度にすると、高い軌道になり、深いボールが打てます。股関節を上げても、スイングが下方向になっていると方向がチグハグでボールが上に飛ばないので気を付けてください。

 狙いの目安は、ネット上2メートルぐらいを通すようにしています。ボールの軌道を高くすると深いボールになり、相手に攻められません。自分がポジションを下げられているので、深さを重視しましょう。

解説●尾﨑里紗(おざきりさ/江崎グリコ所属)
1994年4月10日生まれ。兵庫県出身。8歳からテニスを始めトップジュニアとして活躍し、2012年2月にプロ転向。2017年にはグランドスラムに次ぐグレードの大会であるマイアミオープンで予選を突破して4回戦に進出し、キャリアハイ70位に(4月24日付)。グランドスラム4大会で本戦に出場し、全米オープンでは勝利を挙げている。WTA672位(2022年5月9日付)

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2022年6月号から抜粋・再編集

【連続写真】尾﨑里紗の高く弾んだボールをバックハンドで返球する方法

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