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海外テニス

「面白い動きだ」マネジメント会社設立の大坂なおみに元世界1位ロディックが見解!「オオサカの経験が重要」と持論も展開

THE DIGEST編集部

2022.05.16

大坂(左)の“マネジメント会社設立”という新たな試みについて、ロディック氏(右)が反応を示している。(C)Getty Images

大坂(左)の“マネジメント会社設立”という新たな試みについて、ロディック氏(右)が反応を示している。(C)Getty Images

 自身の代理人であるスチュアート・ドゥグッド氏と共同で、マネジメント会社「EVOLVE」を設立した大坂なおみ。次世代アスリートの支援や、ブランドパートナーシップ、投資、出資事業の立ち上げ、慈善活動などに注力することが目的とされている。

【PHOTO】「全力を尽くす」ことをテーマに掲げて挑んだ大坂なおみの全豪OP厳選ショット!

 過去に四大大会で4度の優勝を飾るなど、世界トップレベルの実績を築いてきた24歳だが、そんな女子アスリートとして初めてと言われるエージェンシー設立は、テニス界のみならず、世界中のメディア、スポーツファンからも高い関心が寄せられている。

 現地5月12日には、男子シングルス元世界1位のアンディ・ロディック氏(アメリカ)が、今回発表された大坂の活動について、「面白い動きだ。キャリア半ばで、自分のエージェンシーを引き継ぐ。彼女はそのための資金を持っているし、周りに素晴らしいアドバイザーがいることを望む」と、米専門チャンネル『Tennis Channel』に語っている。

 さらにロディックは「オオサカには間違いなくクライアントがいるだろう。アスリートたちは、彼女の話を直接、聞きたいと思うはずだ。だから、彼女がチーム(会社)を持っているならば、頑張ればいいじゃないか」として、他のアスリートにも大きな影響を与えるとも述べた。

 また、同コメントを記事で取り上げた米メディア『Tennis World USA』も、「ナオミ・オオサカは、世界で最も市場価値のあるアスリートの一人であり、ロディック氏は、この日本人プレーヤーが自分のビジネスを運営することで、さまざまな利益を得られると考えている」との見解を示している。

 現在開催中の「イタリア国際」は、左アキレス腱(けん)痛の影響で欠場した大坂。それでも今月22日開幕の全仏オープンテニスには出場を予定しており、初優勝を狙うこの大会でも世界中から大きな期待とともに、熱い視線が集められている。

 ロディック氏から「今後、彼女が行なっていく活動の中では、オオサカのすべての経験が重要である」と、競技活動と共に平行して進められる事業へ期待の言葉も送られた大坂。今後、多くのアスリートの支えとなっていくであろう、24歳の新たな試みに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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