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海外テニス

ジョコビッチが優勝したウインブルドンのセンターコートでの家族動画を投稿「家族と一緒に貴重な時間」<SMASH>

中村光佑

2022.07.12

「このコートは特別」と言う場所で、ジョコビッチが家族と特別な時間を過ごした。(C)Getty Images

「このコートは特別」と言う場所で、ジョコビッチが家族と特別な時間を過ごした。(C)Getty Images

 テニスの聖地で7度目の頂点に立った35歳のレジェンドがSNSで公開した「家族動画」に多くの反響が上がっている。

 現地7月10日にセンターコートで行なわれたテニス四大大会「ウインブルドン」の男子シングルス決勝でニック・キリオス(オーストラリア/45位)を破り、大会4連覇を含む7度目の優勝とグランドスラム21度目の優勝を飾った元世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア/7位)。他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せつける鉄人も、ひとたびコートを離れると朗らかな「パパ」になるのだ。

 ジョコビッチはタイトルを獲得した翌日の現地7月11日に自身の公式インスタグラム(@djokernole)を通じて、センターコートで撮影された1本の動画を投稿。そこには息子のステファン君(7歳)と娘のタラちゃん(4歳)がコートを駆け回る姿が収められている。

 私服姿で優勝トロフィーを抱えながらその様子を見守っていた父親の元にタラちゃんが近付くと、ジョコビッチはトロフィーを芝の上に置き、タラちゃんをおんぶしてコート内を走り始めた。最後にはその後ろを走るステファン君が父親を追い抜くという何ともほほえましい光景だ。
 
 手塩にかけて育ててきた子どもたちと神聖なコートでかけがえのないひと時を過ごしたジョコビッチはインスタグラムにこう綴っている。

「今朝は家族と一緒に貴重な時間を過ごすことができました。この伝説的なコートで彼らが走る姿を見るのは、なんとうれしいことでしょう。私の旅を彼らと分かち合えることは、なんと光栄なことでしょう。このような機会を与えてくれたウインブルドンに感謝します。たくさんの一生の思い出を持ち帰ることができました」

 この投稿にはファンだけでなく現役選手やスポンサーも反応しているが、その中には宿命のライバルでもあるラファエル・ナダル(スペイン/3位)の名前も。ナダルは「おお!素晴らしい瞬間だね!楽しんでね。そして本当に優勝おめでとう」と祝福の言葉も添えてコメントしており、ジョコビッチの仲睦まじい家族動画を楽しんだようだ。

 ちなみにジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン接種を終えていないことから、現時点では接種義務が課されている年内最後のグランドスラム「全米オープン」(8月29日~9月11日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の欠場が見込まれている。だからこそ、今回のウインブルドンでの優勝は彼にとっても特別なものとなったことだろう。

文●中村光佑

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