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海外テニス

「なにもないところからすべてが始まった」元世界1位のヒューイットが1年越しの国際テニス殿堂入り式典に出席<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.07.18

思い出の地でのセレモニーに出席したヒューイット(左)と妻のベックさん(右)。(C)Getty images

思い出の地でのセレモニーに出席したヒューイット(左)と妻のベックさん(右)。(C)Getty images

 昨年に国際テニス殿堂入りが発表されていた、男子テニス元世界ランク1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)のセレモニーが、現地時間7月16日にホールオブフェイム・オープン(7月11日~17日/アメリカ:ニューポート/グラスコート/ATP250)の会場で行なわれた。

 41歳のヒューイットは、これまでツアー通算33勝(シングルス30勝、ダブルス3勝)を挙げ、グランドスラムでも2000年の全米オープンでのダブルス優勝を皮切りに、2001年の全米オープン、2002年のウインブルドンとシングルスで優勝。単複ともに輝かしい戦績を残した。端正なルックスと闘志あふれるプレースタイルで人気を集め、日本のファンも非常に多い選手だ。

 新型コロナウイルスの影響で1年越しとなった今回のセレモニー。ヒューイットは「ちゃんとしたコメントを考えるために1年間延期にしたんだ」と冗談を交えつつ、「(殿堂入りは)信じられないほど名誉なことだよ」と喜びを語った。

「オーストラリアのアデレードにある人里離れたジュニア用のテニスコートで、見る人もおらず、テレビカメラもないところからすべてが始まったんだ。その後プロテニス選手としての旅を経て、そして今、殿堂入りを果たすことができたと思うと、とてもうれしく思うよ」
 
 また、セレモニーは彼が1998年にATPツアーのグラスコート初勝利を挙げたコートで実施され、さらに同大会は2014年に最後のシングルス優勝を挙げた大会でもある。

「ここニューポートは私にとって特別な場所なんだ」と明かしたヒューイットは、セレモニーに同席した妻のベックさん、娘のミアとアバ、息子のクルーズを指しながら「家族がここにいてくれたことで、より特別なものになったよ」と感慨深げに語った。

 シングルスを引退した2016年以降、国別対抗戦デビスカップのオーストラリア代表監督を、また2020年からはATPカップでも代表監督を務めているヒューイット。今後も我々テニスファンに、かつてのようにテニスコートで熱くなる姿を見せてくれることだろう。末永い活躍を願いたい。

構成●スマッシュ編集部
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