中国国内で９～10月にかけて開催が予定されていた男子プロテニスツアーの中止が７月21日に発表された。

　大会を主催するATP（男子プロテニス協会）によると、開催中止は中国国内における新型コロナウイルスの感染拡大防止規制が現在も行なわれていることが理由。今回中止となるのは、上海マスターズ（上海／ATP1000）のほか、チャイナ・オープン（北京／ATP500）、成都オープン（成都／ATP250）、珠海オープン（珠海／ATP250）の全４大会となる。

　ATPでは中国でのツアー大会の中止を受け、中国国外で新たに「ATP250」カテゴリーの単年イベントライセンスを発行。これにより以下の６大会が実施される。

◆サンディエゴ・オープン（９月19日～25日／アメリカ・サンディエゴ／ハードコート）
◆韓国オープン（９月26日～10月２日／韓国・ソウル／ハードコート）
◆テルアビブ・オープン（９月26日～10月２日／イスラエル・テルアビブ、室内ハードコート）
◆フィレンツェ・オープン（10月10日～16日／イタリア・フローレンス／室内ハードコート）
◆ヒホン・オープン（10月10日～16日／スペイン・ヒホン／室内ハードコート）
◆ナポリ・オープン（10月17日～23日／イタリア・ナポリ／ハードコート）
  　ATPのアンドレア・ガウデンツィ会長は、公式サイトを通じて「グローバルスポーツとして我々はパンデミックの影響に対処し続けます。イベントの中止は非常に残念です。影響を受けたトーナメントのメンバーおよびファンの皆様の無事を祈ります」とコメント。

　また今後については「多くの素晴らしい都市がATPツアーの開催地として名乗りを上げたことは非常に心強いことです。このプロセスに関わった全ての関係者に感謝するとともに、エキサイティングな後半戦になることを期待しています」とも語った。

　なお、同時期に開催が予定されている「楽天ジャパン・オープン」（10月３日～９日／東京・有明／ハードコート／ATP500）の日程は変更なし。今後何事もなければ、３年ぶりの開催となる。

構成●スマッシュ編集部

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