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海外テニス

ウインブルドンの敗戦を糧に女王シフィオンテクが地元のクレーコート大会初戦で快勝!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.07.28

ウインブルドンでは格下相手に37連勝を止められたシフィオンテクだったが、地元のクレーコートでは再び力強いテニスを披露して勝利を飾った。(C)Getty Images

ウインブルドンでは格下相手に37連勝を止められたシフィオンテクだったが、地元のクレーコートでは再び力強いテニスを披露して勝利を飾った。(C)Getty Images

 ウインブルドン3回戦で格下相手に敗れ、それまで積み上げてきた37連勝をストップさせた若き女王イガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランキング1位)。敗戦後は今後の展開を懸念する声も聞かれたが、21歳の逸材は再び勢いを取り戻そうとしている。

 シフィオンテクにとってウインブルドン以来となる公式戦は、地元ポーランドのクレーコートで開催された「BNPパリバ ポーランド・オープン」(7月25日~31日/ポーランド・ワルシャワ/WTA250)。ちなみに今季獲得した6タイトルのうちクレーでは全仏オープンを含めて3勝を飾っている。

 第1シードとして現地7月27日の初戦に臨んだシフィオンテクは、得意のサーフェスで伸び伸びとプレー。同郷の対戦相手マグダレナ・フレッチ(82位)に6-1、6-2とわずか3ゲームしか与えず73分で圧倒。詰めかけた地元ファンにその強さを見せつけた。

「大勢の地元ファンの前でプレーができるなんて本当にすごいこと」と試合後に喜びを口にするシフィオンテク。ポーランドで試合をする機会が少ないことから「ここに来ると決めた時から他のことを考えないようにした」と勝利に向けて意識を集中させたという。
 
 また試合に関しては「今日はしっかりと戦えました。試合では最初から相手にプレッシャーをかけようと戦い、それがうまくいったと思います」と勝因を語った。

 ウインブルドンでは芝のコートにうまく順応できなかったものの「考えられることは全て取り組んできたので、自分を責めることはありません」としっかりと気持ちを切り替えて臨んだ今大会で、まずは確かな1勝目をマークした。

 シフィオンテクは現地28日にベスト8進出を懸け、ラッキールーザーのガブリエラ・リー(ルーマニア/146位)と対戦する。両者はこれが初対戦となる。全米オープン前に参戦する最後のクレーコートの大会で、シフィオンテクはどんな結果を残すのか。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全仏オープン2022で優勝したシフィオンテクほか躍動した女子選手たち
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