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国内テニス

テニス日本代表チームの新監督が決定。デ杯は添田豪が現役を退いて就任、BJK杯はレジェンド杉山愛氏が指揮!<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.08.18

デ杯新監督に就任する添田豪(左)と、BJK杯新監督に就任する杉山愛さん(右)。来年からチームを指揮する。(C)Getty Images

デ杯新監督に就任する添田豪(左)と、BJK杯新監督に就任する杉山愛さん(右)。来年からチームを指揮する。(C)Getty Images

 日本テニス協会(JTA)は8月18日にオンラインで会見を行ない、今季限りで退任が決まっている男子テニス国別対抗戦「デビスカップ」の岩渕聡監督と、同女子「ビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)」の土橋登志久監督の後任人事を発表。デ杯は添田豪(37歳)、BJK杯は杉山愛さん(47歳)が来年から新監督に就任することとなった。任期は4年間で2026年まで。

 JTAの強化育成本部長でもある土橋氏は新監督の選出について「デ杯・BJK杯に出場経験がある方、自己最高ランキングが100位以内の方、コーチの資格を取得している方」を1つ以上満たすことを条件に人選を進め、「選手の意見も尊重して」最終的にこの2人に依頼したという。

 世界ランキング最高47位で、プロ20年目の添田は今も現役の選手だが、今年いっぱいで引退してデ杯監督に就く。「(今年の)全仏、ウインブルドンの予選カットにかからず、その時点で現役引退を考えていた。デ杯監督をするモチベーションが上がり、立候補する形になった」と経緯を説明した。
 
「高い目標を持ち、若い選手たちと強い日本を作っていきたい」と抱負を語った添田新監督。自身のラストマッチは10月の全日本選手権になる予定だ。

 一方の杉山さんは女子ダブルスの世界ランク最高1位にして3つのグランドスラムタイトルを持つ日本女子のレジェンド。「私自身、フェド杯(旧名称)でかけがえのない経験を積めた。素晴らしいチームジャパンを作り、日本テニスを盛り上げたい」と意気込みを語る。

 監督というのは未知の分野だが「選手がこの監督のために戦いたいと思えるのが、いいチームだと思う。選手とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築いていく」とビジョンは描けているようだ。現役時代の1996年にはドイツを破り、ワールドグループ4強を経験している杉山さん。どんな采配を見せるか期待したい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】添田豪、杉山愛ら、日本人トッププロたちの“懐かしジュニア時代”の秘蔵写真!
 

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