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海外テニス

19歳アルカラスの王座を守る戦いが始まるも「プレッシャーはあまり感じていないよ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.03.22

マイアミ大会の記者会見で自分がしようとしていることを語ったアルカラス。(C)Getty Images

マイアミ大会の記者会見で自分がしようとしていることを語ったアルカラス。(C)Getty Images

 男子テニスツアーのマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(3月22日~4月2日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)が今日から開幕する。それに先立ち、トップシードで出場するカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)の記者会見が行なわれた。

 アルカラスは前週に行なわれたマスターズ1000大会の「BNPパリバ・オープン」(3月8日~19日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)で優勝し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)から1位の座を奪い返したばかり。

 昨年の「マイアミ・オープン」では16位で出場して優勝しており、今回は連覇と共に、インディアンウェルズとマイアミの2大会を連続で制する「サンシャイン・ダブル」も期待されている。

 また、「マイアミ・オープン」で優勝できなかった場合、再びジョコビッチに1位の座を明け渡すことになる。記者会見ではこれらの点について質問が出たが、19歳のアルカラスは至って冷静だ。
 
「プレッシャーはあまり感じていないよ。自分がやるべきことはわかっている。リラックスしてプレーしなくてはいけない。負けるかもとか、良いプレーができるか、できないかとかは気にしない」と、やるべきことを明確にしている。

「目標は常に同じで、コートで快適でいること。テニスを楽しんで、プレー中には素晴らしい考えを持つように心掛けているんだ。そうすれば良いレベルのプレーができる。一秒一秒を楽しんでリラックスしてプレーする。これがコート上で考えていること」。メンタル面の準備はすでに整っているようだ。

 19歳で頂点に君臨しているアルカラスだが、慢心している様子はない。まだ自分のプレーに満足していないようで、ビッグ3を見習っていることを明かした。「毎日上達しないといけない。例えば“ビッグ3”のような偉大な選手たちは、キャリアを通してそうしてきた。毎日少しずつ向上し続けたんだ」。才能溢れる若者がどこまで成長するのか、楽しみでならない。

 第1シードのアルカラスは2回戦でファクンド・バグニス(アルゼンチン/100位)と予選上がりのフェリペ・メリジェニ・アルベス(ブラジル/164位)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
 
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