専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「政治的意図なかった」ロシアチームのシャツ着用で論争を巻き起こしたポタポワが釈明<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.03.26

深い意図がなかったにせよ、もう少し配慮が必要だっただろう。(C)Getty images

深い意図がなかったにせよ、もう少し配慮が必要だっただろう。(C)Getty images

 3月初旬に開催された女子テニスツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)に、母国ロシアのサッカーチームのユニフォームを着て登場し、物議を醸したアナスタシア・ポタポワ(ロシア/世界ランク26位)が、一連の騒動に関して釈明のコメントを残している。

 ポタポワは同大会シングルス3回戦の入場の際に母国の名門スパルタク・モスクワのユニフォームを着用。ロシアによるウクライナ侵攻が続くなかでの行動は穏やかではなかった。さらにウインブルドンでのロシア勢排除が解除されるのではとの予想が報じられた直後であったために、大いに波紋を呼んだ。

 スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』によると、現在開催中の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート/WTA1000)に出場しているポタポワは、初戦に勝利した後の会見でユニフォーム着用の真意を問われ、「あのシャツに政治的意図はありませんでした。ただ単にクラブの大ファンというだけです」と説明。
 
 さらに自身の父親がクラブのホームスタジアム建設に携わっていたと明かし、「チームとはとても仲が良くて家族みたいなもの。このようなことになってしまい、とても驚いています」と予想外の反響に驚きをもって語った。

 また、ウインブルドンでのプレーの可否がいまだ明らかでない状況について問われると、「シーズン中で最も好きな大会のひとつなので、出場を夢見ています」とコメント。「私はただ祈ることしかできないし、出場できることを望んでいます。もしあそこで戦えるなら、それはとても幸せなことです」とした。

 なお、ポタポワは現在出場中のマイアミ・オープンでシングルスベスト16入りを決めている。現地3月26日には、準々決勝進出をかけて第23シードのジャン・チンウェイ(中国/世界ランク23位)と対戦する予定だ。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】ポタポワ、シフィオンテクら全米オープン2022で熱戦を繰り広げる女子選手たち!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号