錦織圭などの活躍以降、「テニス選手になりたい!」「子どもをテニス選手にさせたい!」と考えているジュニアや親が多くなりました。しかし、根本的な問題として、どうすればテニス選手になれるのでしょうか? プロになるまでの道筋を詳しく紹介していきます。
今回からは、最後のテーマ、プロ転向後の拠点について。解説は引き続き、プロとしてツアーを回り、引退後はMTSテニスアリーナ三鷹を運営しながらコーチとして選手を指導している増田健太郎氏です。
◆ ◆ ◆
ベストはNTCを拠点にすること
プロになった後の拠点は大まかに考えて3つの可能性があります。
①味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)
②国内の民間のテニスクラブ(または大学のコート)
③海外のテニスアカデミー
ナショナルメンバーに選ばれれば、NTCを使用することができます。増田健太郎氏は、「ナショナルの選手は恵まれています。最新の設備が整っていて、食事の管理もトレーニングもできます。ナショナルコーチの指導が受けられて、グランドスラム予選に参加できるところまで持っていってくれます」と、ナショナルメンバーになるメリットを語ります。
プロになったばかりだと、コーチ費用を捻出するのも大変なので、ナショナルコーチの指導は金銭面でもありがたいものです。ただし、ナショナルメンバーに選ばれていなくては、この施設は使えないため、まずは選ばれる必要があります。
NTCと民間TCのメリット・デメリット
ナショナルメンバーに選ばれなかった選手は民間のテニスクラブを拠点にすることになります。これには幾つかのパターンがあります。
1=プロ活動をサボートしているテニスクラブにお金を支払って所属する。
コート使用に加えてコーチにも見てもらえるなど、契約によって違ってきます。ジュニアの時から拠点にしていたクラブにそのまま所属するケースもあります。
2=1つのテニスクラブに所属せずに、空いているコートを使用する。
練習相手も自分で見つけて、コート代も払うことになるため、かなり手間と費用がかかります。
3=大学のコートで練習させてもらう。
その大学の卒業生だったり、卒業生でなくても色々なつてを頼ってコートを借りることもあります。
ジュニア時代のテニスクラブを拠点にしていた尾﨑里紗は、選んだ理由を、「昔からそこで育ちましたし、家から近くてコートも自由に使える環境が揃っていたので決めました」と言います。プロになってからも信頼できるジュニア時代と同じコーチに見てもらいたかったことも、1つの要因でしょう。
しかし、NTCも活用するようになりました。「ホームコートでは、練習相手として大学生が来てくれたり、若いコーチが相手をしてくれていましたが、だんだん練習相手を探すのが難しくなって、NTCを使うことが多くなってきました」と理由を教えてくれました。
NTCとホームコートのメリット、デメリットを、「NTCはジムもあり、食事の面でもしっかりとできます。ただ、選手が多く集まると、練習時間が区切られるということはあります。ホームコートだったら、何時間でもやりたいだけできるという点ではメリットです」と話します。
~~後編へ続く~~
取材・文●スマッシュ編集部
※スマッシュ2018年8月号から抜粋・再編集
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今回からは、最後のテーマ、プロ転向後の拠点について。解説は引き続き、プロとしてツアーを回り、引退後はMTSテニスアリーナ三鷹を運営しながらコーチとして選手を指導している増田健太郎氏です。
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ベストはNTCを拠点にすること
プロになった後の拠点は大まかに考えて3つの可能性があります。
①味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)
②国内の民間のテニスクラブ(または大学のコート)
③海外のテニスアカデミー
ナショナルメンバーに選ばれれば、NTCを使用することができます。増田健太郎氏は、「ナショナルの選手は恵まれています。最新の設備が整っていて、食事の管理もトレーニングもできます。ナショナルコーチの指導が受けられて、グランドスラム予選に参加できるところまで持っていってくれます」と、ナショナルメンバーになるメリットを語ります。
プロになったばかりだと、コーチ費用を捻出するのも大変なので、ナショナルコーチの指導は金銭面でもありがたいものです。ただし、ナショナルメンバーに選ばれていなくては、この施設は使えないため、まずは選ばれる必要があります。
NTCと民間TCのメリット・デメリット
ナショナルメンバーに選ばれなかった選手は民間のテニスクラブを拠点にすることになります。これには幾つかのパターンがあります。
1=プロ活動をサボートしているテニスクラブにお金を支払って所属する。
コート使用に加えてコーチにも見てもらえるなど、契約によって違ってきます。ジュニアの時から拠点にしていたクラブにそのまま所属するケースもあります。
2=1つのテニスクラブに所属せずに、空いているコートを使用する。
練習相手も自分で見つけて、コート代も払うことになるため、かなり手間と費用がかかります。
3=大学のコートで練習させてもらう。
その大学の卒業生だったり、卒業生でなくても色々なつてを頼ってコートを借りることもあります。
ジュニア時代のテニスクラブを拠点にしていた尾﨑里紗は、選んだ理由を、「昔からそこで育ちましたし、家から近くてコートも自由に使える環境が揃っていたので決めました」と言います。プロになってからも信頼できるジュニア時代と同じコーチに見てもらいたかったことも、1つの要因でしょう。
しかし、NTCも活用するようになりました。「ホームコートでは、練習相手として大学生が来てくれたり、若いコーチが相手をしてくれていましたが、だんだん練習相手を探すのが難しくなって、NTCを使うことが多くなってきました」と理由を教えてくれました。
NTCとホームコートのメリット、デメリットを、「NTCはジムもあり、食事の面でもしっかりとできます。ただ、選手が多く集まると、練習時間が区切られるということはあります。ホームコートだったら、何時間でもやりたいだけできるという点ではメリットです」と話します。
~~後編へ続く~~
取材・文●スマッシュ編集部
※スマッシュ2018年8月号から抜粋・再編集
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