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フィギュア

「大きな挑戦だ」羽生結弦、初のアイスショーツアー開催に露メディアが反応! 「観客の心を変える宇宙のようなもの」と期待も

THE DIGEST編集部

2023.09.08

11月から単独アイスショーのツアー開催を発表した羽生に露メディアが反応した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

11月から単独アイスショーのツアー開催を発表した羽生に露メディアが反応した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 稀代のフィギュアスケーターが発表したビックプロジェクトに熱い視線が注がれている。

 去る9月1日、フィギュアスケート男子シングルでオリンピック2連覇を飾った羽生結弦が、初のツアー開催となるアイスショー『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR』を発表した。

 昨年は初の単独アイスショー『プロローグ』をはじめ、今年2月には自身が出演・制作総指揮を務めた『GIFT』の東京ドーム公演を成功させた。フィギュアスケートの可能性を極限まで探求するスケーターの姿には、海外メディアも大きな注目を注いでいる。

 ロシアのスポーツメディア『Sports.ru』は、1日午前11時11分の「1」並びに発表された羽生のアイスショー開催のニュースを特集。「ユヅル・ハニュウはキャリアを終えた後も、その姿を変えようとしている。彼の新しいショーは観客の心を変える宇宙のようなものだ」とユニークに例え、飽くなきチャレンジに感服している。

 同メディアは、「彼はアイスパフォーマンスの新しいトレンドであるワンマンショーを展開している」と指摘。東京ドームに3万5000人を集め、ライブビューイングでは国内外合わせて約3万人が視聴した史上初の単独アイスショー『GIFT』について、「フィギュアスケート史上最大のアイスショーだった」と高く評価している。
 
 前人未到のプロジェクトをやり切ったなか、先日発表された初のツアー開催については「このプロジェクトもまた、初めての試みだ。通常フィギュアスケートのツアーは少なくとも十数回の公演で構成され、それぞれ平均10~20の演技を異なる選手が演じる。だが、ハニュウは今回もソロ形式を選んだ」と言及。ゆえに「ひとりで数時間の演技を続けるのは非常に難しく、それを3公演(埼玉、佐賀、横浜)も繰り返すのは大きな挑戦だ」と驚きを隠せない。

 公演タイトルの”RE_PRAY”には、「リプレイは”再生”と訳され、今回のツアーの一環として、まるでユヅが自身のキャリアを再生しているかのようだ」と表現。「”RE_PRAY”は『GIFT』と同じく、ユヅル・ハニュウのアイスストーリーという巨大プロジェクトの一環だ。ストーリーは、五輪チャンピオンの生涯の出来事をベースにしているが、続編ではそれらが新たな形で描かれるだろう」と見方を示している。

 プロスケーターへの転向を表明して、約1年2か月。プロとなっても挑戦し続ける羽生の思い描く新たなスケーター像は、世界中から今もなお、注目を浴びている。

構成●THE DIGEST編集部

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