手に汗握るフルゲームを制した。
8月9日、卓球のWTTチャンピオンズ横浜は女子シングルス2回戦が行なわれ、パリ五輪団体銀メダルの張本美和(世界ランク6位)と早田ひな(同13位)が対戦。早田がゲームカウント3-2(11-7、9-11、11-5、11-13、11-7)で注目の日本人対決を制し、準々決勝に駒を進めた。
第1ゲームは速いラリーの応酬でともに互角の展開。張本の強いフォアに対し早田のカウンターが炸裂して7-5と一歩リードする。長いラリーの打ち合いから張本はミドルを放つが惜しくも外れ、早田が先取した。
第2ゲームも早田が先手で僅かにリードするも、張本は強打とロングサーブで同点に追い付く。息詰まる接戦で9-9とがっぷりよつの展開は張本が勝負のYGサーブを出して逆転に成功。勢いそのまま17歳が取り返した。
第3ゲームは早田が序盤から4連続得点。張本に点差を詰められるが中盤から天高く上げるサーブと、持ち味のフォアハンドを炸裂させて張本を突き放す。流れを掴んだ早田が最後は強烈なフォアストレートで11-5と押し切り、ベスト8進出にリーチをかける。
一気に勝負を決めたい早田だったが、負けられない張本が粘りをみせ、早田の懐に強気のミドルを打ち込み逆転。窮地の早田だったが終盤に5連続得点の猛攻で10-10に追い付く。互いに1点ずつを奪い合い、最後は張本が執念の粘り勝ち。勝負は最終ゲームに持ち越される。
運命のファイナルゲーム、先手を奪ったのは17歳の張本だったが4-2と2点リードしたところで、早田が主審にメディカルタイムアウトを要求。パリ五輪で痛めた左腕の治療を受ける。治療を終えて試合に戻ると、早田がすぐさま4-4に追い付く。張本の強打をしっかり見極めてカウンターで打ち返す。幾多の修羅場をくぐり抜けた全日本女王が流れを引き寄せマッチポイントを握ると、最後は早田の絶叫が会場にこだましフルゲームの死闘に決着がついた。
構成●THE DIGEST編集部
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第1ゲームは速いラリーの応酬でともに互角の展開。張本の強いフォアに対し早田のカウンターが炸裂して7-5と一歩リードする。長いラリーの打ち合いから張本はミドルを放つが惜しくも外れ、早田が先取した。
第2ゲームも早田が先手で僅かにリードするも、張本は強打とロングサーブで同点に追い付く。息詰まる接戦で9-9とがっぷりよつの展開は張本が勝負のYGサーブを出して逆転に成功。勢いそのまま17歳が取り返した。
第3ゲームは早田が序盤から4連続得点。張本に点差を詰められるが中盤から天高く上げるサーブと、持ち味のフォアハンドを炸裂させて張本を突き放す。流れを掴んだ早田が最後は強烈なフォアストレートで11-5と押し切り、ベスト8進出にリーチをかける。
一気に勝負を決めたい早田だったが、負けられない張本が粘りをみせ、早田の懐に強気のミドルを打ち込み逆転。窮地の早田だったが終盤に5連続得点の猛攻で10-10に追い付く。互いに1点ずつを奪い合い、最後は張本が執念の粘り勝ち。勝負は最終ゲームに持ち越される。
運命のファイナルゲーム、先手を奪ったのは17歳の張本だったが4-2と2点リードしたところで、早田が主審にメディカルタイムアウトを要求。パリ五輪で痛めた左腕の治療を受ける。治療を終えて試合に戻ると、早田がすぐさま4-4に追い付く。張本の強打をしっかり見極めてカウンターで打ち返す。幾多の修羅場をくぐり抜けた全日本女王が流れを引き寄せマッチポイントを握ると、最後は早田の絶叫が会場にこだましフルゲームの死闘に決着がついた。
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