元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソンと、元世界５階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが2026年春にエキシビションマッチを行なうと米スポーツ専門メディア『TMZ Sports』など複数メディアが報じた。試合日時や開催地、ルールなどの詳細は未定。

「レジェンド対レジェンド」と銘打たれるにふさわしいビッグネーム同士の対戦。SNSでは「ドリームマッチが実現！」「夢の試合、待ち遠しい」など注目する声が上がる一方、年齢や階級に大きな違いがある両者の試合には冷ややかな視線を注ぐファンも多いようだ。

「もうめちゃくちゃ笑」
「レジェンドのままでいてくれ...」
「流石に試合にならんだろ」
「俺は観ないわ...」
「身体心配になるよこれは...」

　タイソンは昨年11月15日にYouTuber兼プロボクサーのジェイク・ポールと2005年以来19年ぶりとなる公式認定のプロ復帰戦を行ない、判定の末に敗戦。米メディア『New York Post』は「プロスポーツイベントを装った金儲けの茶番劇」と批判した。

　対するメイウェザーは2017年に引退を発表して以降、８回のエキシビションファイトに出場。直近では2024年８月にジョン・ゴッティ３世に引き分けているが、見どころに欠ける試合展開に会場からブーイングが起こった。
  　米スポーツ専門局『ESPN』によると、タイソンは「フロイド・メイウェザーとリングに上がる話を聞いた時、私は『まさかそんなの実現するはずがない』と思ったが、フロイドはイエスと答えた。起こり得ないことだったが、ボクシングは予測不可能な新時代に突入している。この試合は予測不可能だ」とコメント。以下のように続けた。

「フロイドが本当にこれをやりたいと思っているなんて、今でも信じられないよ。彼の健康に悪影響を与えるだろうが、彼はやりたいと思っていて契約を交わした。実現するんだ！」

　メイウェザーは「私がやることは何でも伝説的なものになるのはすでに周知のことだろう。私はボクシングのビジネスで最高な存在。このエキシビションマッチはファンが望むものを提供できるだろう」と語っているという。

　タイソンはポール戦で228.4ポンド（約103.6キロ）、メイウェザーはプロキャリア最後のコナー・マクレガー戦をスーパーウェルター級（69.8キロ）で戦っており、ゴッティ３世戦では160.8ポンド（約72.9キロ）だった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】朝倉未来が立ち上がれず…。メイウェザーが魅せた渾身ストレートでのKO劇