ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選(12月6日~19日、カナダ・ケロウナ)の出場権をかけた日本代表決定戦は9月14日、稚内市みどりスポーツパークで決定戦の第3戦が行なわれた。ともに2勝2敗で迎えた最終決戦はフォルティウスがSC軽井沢クラブを6-5で下し、世界最終予選の出場権を掴んだ。最終10エンドはわずか数センチの僅差で明暗が分かれた。
スキップ吉村紗也香のラストショットに「お願い!お願い!」というチームメイトの声が飛んだ。その祈りが通じたかのように、ストーンは相手よりもわずかに円の中心近くにとどまった。試合後、インタビューに応えた吉村は「うれしいです!」と笑顔。第10エンドの痺れるラストショット前の気持ちを問われると、「アウトターンのドローで勝つというイメージを持っていた。そのシチュエーションが思った通りに来たので、あとは自信を持って自分はできると信じながら本当にスイーパーが持って行ってくれると信じて、強い気持ちで思いっきり投げました」とゲーム前からイメージしていたショットだったと明かした。
試合後には仲間との輪の中で涙がこみ上げるシーンもあった。「この試合は緊張が高くて、途中でお腹も痛くなったりもした」と大きなプレッシャーがあったことを明かしたが、「それでもしっかり最後決めきれたのは自分の中でも自信になった。これから最終予選に向かう中で高い緊張感の中でプレーできたのは本当に自分にとってもチームにとってもプラスだった」と大一番を勝ち切った手応えとともに、世界最終予選に向けて大きな自信と掴んだようだ。
今大会は、2連敗の崖っぷちから出場権を掴んだ。吉村はチーム全員の五輪出場にかける思いの強さを勝因に挙げ、「4年前(の代表決定戦)に負けて、それぞれが強い覚悟を持って臨んできたので、そういった歩みも込めて戦えた」と力強く語る。
そして、12月のミラノ・コルティナ五輪世界最終予選に向けては、「日本代表を勝ち切ることができて自分たちで出場権を獲得して、目標であるオリンピックで金メダルというところに向かって頑張っていきたい」と意気込みを語った。
■カーリング日本代表決定戦
3チームで争う女子は、予選リーグ(11、12日)で各チームが総当たり2度ずつ対戦し、上位2チームが決定戦(13、14日)へと進出する。予選リーグの対戦結果を含め、先に3勝したチームが日本代表に決定。SC軽井沢クラブ、コンサドーレの一騎打ちで争う男子は、先に3勝したチームが代表となる。男女代表はそれぞれ残り2枠のミラノ・コルティナ五輪出場権をかけ、12月にカナダで開催する世界最終予選を戦う。
【女子・全結果】
<1日目=9月11日>
第1試合 フォルティウス●7-9〇ロコ・ソラーレ
第2試合 ロコ・ソラーレ〇13-4●SC軽井沢クラブ
第3試合 SC軽井沢クラブ〇8-6●フォルティウス
<2日目=9月12日>
第4試合 SC軽井沢クラブ〇5-4●ロコ・ソラーレ
第5試合 ロコ・ソラーレ●6-7〇フォルティウス
第6試合 フォルティウス〇4-3●SC軽井沢クラブ
<3日目=9月13日>
タイブレーク フォルティウス○7-2●ロコ・ソラーレ
決定戦1 SC軽井沢クラブ○11-3●フォルティウス
<4日目=9月14日>
決定戦2 SC軽井沢クラブ●6-7○フォルティウス
決定戦3 SC軽井沢クラブ●5-6○フォルティウス
【予選の結果】
SC軽井沢クラブ(2勝2敗)※決定戦進出
フォルティウス(2勝2敗)※決定戦進出
ロコ・ソラーレ(2勝2敗)
構成●THE DIGEST編集部
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スキップ吉村紗也香のラストショットに「お願い!お願い!」というチームメイトの声が飛んだ。その祈りが通じたかのように、ストーンは相手よりもわずかに円の中心近くにとどまった。試合後、インタビューに応えた吉村は「うれしいです!」と笑顔。第10エンドの痺れるラストショット前の気持ちを問われると、「アウトターンのドローで勝つというイメージを持っていた。そのシチュエーションが思った通りに来たので、あとは自信を持って自分はできると信じながら本当にスイーパーが持って行ってくれると信じて、強い気持ちで思いっきり投げました」とゲーム前からイメージしていたショットだったと明かした。
試合後には仲間との輪の中で涙がこみ上げるシーンもあった。「この試合は緊張が高くて、途中でお腹も痛くなったりもした」と大きなプレッシャーがあったことを明かしたが、「それでもしっかり最後決めきれたのは自分の中でも自信になった。これから最終予選に向かう中で高い緊張感の中でプレーできたのは本当に自分にとってもチームにとってもプラスだった」と大一番を勝ち切った手応えとともに、世界最終予選に向けて大きな自信と掴んだようだ。
今大会は、2連敗の崖っぷちから出場権を掴んだ。吉村はチーム全員の五輪出場にかける思いの強さを勝因に挙げ、「4年前(の代表決定戦)に負けて、それぞれが強い覚悟を持って臨んできたので、そういった歩みも込めて戦えた」と力強く語る。
そして、12月のミラノ・コルティナ五輪世界最終予選に向けては、「日本代表を勝ち切ることができて自分たちで出場権を獲得して、目標であるオリンピックで金メダルというところに向かって頑張っていきたい」と意気込みを語った。
■カーリング日本代表決定戦
3チームで争う女子は、予選リーグ(11、12日)で各チームが総当たり2度ずつ対戦し、上位2チームが決定戦(13、14日)へと進出する。予選リーグの対戦結果を含め、先に3勝したチームが日本代表に決定。SC軽井沢クラブ、コンサドーレの一騎打ちで争う男子は、先に3勝したチームが代表となる。男女代表はそれぞれ残り2枠のミラノ・コルティナ五輪出場権をかけ、12月にカナダで開催する世界最終予選を戦う。
【女子・全結果】
<1日目=9月11日>
第1試合 フォルティウス●7-9〇ロコ・ソラーレ
第2試合 ロコ・ソラーレ〇13-4●SC軽井沢クラブ
第3試合 SC軽井沢クラブ〇8-6●フォルティウス
<2日目=9月12日>
第4試合 SC軽井沢クラブ〇5-4●ロコ・ソラーレ
第5試合 ロコ・ソラーレ●6-7〇フォルティウス
第6試合 フォルティウス〇4-3●SC軽井沢クラブ
<3日目=9月13日>
タイブレーク フォルティウス○7-2●ロコ・ソラーレ
決定戦1 SC軽井沢クラブ○11-3●フォルティウス
<4日目=9月14日>
決定戦2 SC軽井沢クラブ●6-7○フォルティウス
決定戦3 SC軽井沢クラブ●5-6○フォルティウス
【予選の結果】
SC軽井沢クラブ(2勝2敗)※決定戦進出
フォルティウス(2勝2敗)※決定戦進出
ロコ・ソラーレ(2勝2敗)
構成●THE DIGEST編集部
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