世界陸上男子200メートル決勝が９月19日に行なわれ、ノア・ライルズ（アメリカ）が19.52秒でウサイン・ボルト（ジャマイカ）に並ぶ４連覇を達成した。

　そんな快挙達成の数十秒前、SNS上で話題となったのが選手紹介だ。ライルズは予告通り、スタート前に人気漫画『DRAGON BALL』の主人公、孫悟空の“元気玉”ポーズを披露し会場を沸かせた。これは銅メダルを獲得した100メートル決勝でも見せていたものだ。
  　会場中の“元気”を集めて好スタートを切ったライルズは、コーナー終わりで先頭に立つと、後方から追い上げるブライアン・レベル（ジャマイカ）、レツィレ・テボゴ（ボツワナ）、ケネス・べドナレク（アメリカ）を混戦で振り切った。

　レース後には金メダルを手に孫悟空の“かめはめ波”を放って喜びを爆発させる様子も見られた。

　また、レース後のテレビインタビューでは「（金メダル獲得には）大きなスピリットボム（元気玉）が必要だったんだ。そして、こんなに素晴らしい観客の皆さんがエネルギーを分かち合ってくれて本当に感謝しているよ」と語り、声援と“元気”を送った５万人を超える観客へ感謝を伝えた。

　アニメ好きとして知られているライルズ。準決勝でも『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの“ギアセカンド”ポーズを見せたほか、100メートル予選では、かめはめ波を披露。準決勝で『呪術廻戦』の人気キャラ五条悟の領域展開『無量空処』のポーズをとり、会場を盛り上げていた。

構成●THE DIGEST編集部

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