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陸上

「うん? 気になりましたね」織田裕二が違和感を抱いた北口榛花のコメント。“やめちゃうかのような発言”の真相はおそらく…【世界陸上/女子やり投げ】

THE DIGEST編集部

2025.09.20

世界陸上の女子やり投げで決勝に進めなかった北口。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

世界陸上の女子やり投げで決勝に進めなかった北口。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 2025年9月19日に行なわれた東京世界陸上7日目。女子やり投げに出場した北口榛花(27歳/JAL)がまさかの予選敗退で決勝に進出できなかった。

 予選突破の条件は試技3回で62メートル50以上、または予選全体で上位12番以内だったが、北口の記録は60メートル38。12位以上に入れなかった。

 7月の日本選手権を右肘内側上顆炎の影響で欠場し、復帰戦となったダイヤモンドリーグの13戦では50メートル93の最下位(10位)だった北口は本調子に程遠く、無念の敗退となった。

 予選A組8位で終わったタイミング(予選B組の前)での中継インタビューで、北口は涙を浮かべながら震えた声で以下のようにコメントしている。

「怪我をしてから色々と悩みましたが、ひとつ前の練習から保護テープなしで投げれて自分の中ではそのほうが感覚は良かったので、思い切ってその選択をしました。でも、なかなか。徐々に自分の良さを出せましたが、3投までに今回は探すことができなくて。ちょっとこの記録(60メートル38)だと厳しいと思います。この選択をした自分に後悔はないですし、精いっぱいできました。どうしたらいいか分からないです。皆さんがこういう素敵な、東京世界陸上というゴールをくれたからこそ、今シーズンは最初から厳しいなかで頑張れたので、すごく感謝しています」
 

 このインタビューに違和感を抱いていたのが、今大会のスペシャルアンバサダーの織田裕二さん。少し考え込むような表情で次の感想を漏らした。

「うん? ちょっと気になりましたね。いや、ちょっと、やめちゃうかのような発言でしたね」

 織田さんが引っ掛かったのは「東京世界陸上というゴールをくれたからこそ、今シーズンは最初から厳しいなかで頑張れたので、すごく感謝しています」という部分だろう。

 実はミックスゾーンでも北口は「今シーズンの素敵なゴールを作ってくださった皆さんに本当に感謝したいです」と話している。記者のひとりに“このゴール”について問われると、北口は「スケジュール的にゴールだったんですけど」と記者団の笑いを誘っていた。それがおそらく“ゴール”の真相だろう。

 だとするなら、織田さんの心配は杞憂に終わるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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