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田中希実の出場レースで物議シーン「本当に腹が立つ」女子5000m決勝でオランダ選手が号泣&大激怒!「2回もひどい妨害を受けた」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2025.09.21

オランダ人選手のコスター(左)が、レース中に2度の“超非常識”な妨害に遭ったと涙を流しながら告白した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

オランダ人選手のコスター(左)が、レース中に2度の“超非常識”な妨害に遭ったと涙を流しながら告白した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月20日、陸上の世界選手権8日目。日本の田中希実が12位となった女子5000m決勝で、物議を醸すシーンがあったようだ。

 オランダメディア『Sportnieuws』が、「オランダのトップアスリート、モーリーン・コスターが女子5000メートル決勝での“超非常識”な行動に大激怒」の見出しで、レース後の母国テレビ局によるインタビュー中の画像を掲載。コスターは怒りに震え、目には涙を浮かべていた。

「東京でのレースは長き渡って語り継がれるだろう。表彰台に上がった2人のケニア人とイタリア人選手のレースを称えるわけではない。オランダ人選手コスターの怒りが理由だ。コスターは力強い走りを見せていたが、残り数周で何度も妨害を受けたのだ。レース後、彼女は怒り心頭で涙を流しながら、カメラの前に現われた」

 コスターはオランダ公共放送『NOS』のカメラの前に涙を流しながら現われ、「2度も“超非常識”な妨害を受けた」と語りだした。リポーターが映像をコスターに見せようとすると、「見る必要なんてない!」と感情的になったという。
 
 涙を流しながら、コスターは言葉を振り絞った。

「残り3周で前の方にいなければならないと分かっていた。調子は最高だった。スパートのタイミングを待つつもりだった。残り2周になって最初に妨害を受けて、順位を落とした。そして2度目は致命的だったわ。あれで終わり。立て直そうとしたけど、もう無理だった」

 このように語りだしたコスターは、ふたたび怒りが込み上げてきたという。

「本当に腹が立つ。いま必死に自分を抑えてるの。言いすぎるとまた面倒なことになるから。とにかくすごく怒ってる。本当にトップ6、いやトップ5に入れたと思う。何が起きたのか正確には分からないけど、とにかく妨害されて、もう戻れなかった。まだ体力は十分残っていたのに。私は他の選手に気を配るけど、他の選手はそれをあまりしない。2回目の妨害は、間違いなく“超非常識”だったわ」

 オランダの放送で解説者を務め、2007年と09年の欧州室内選手権60メートルハードルで金メダルと銀メダルに輝いたグレゴリー・セドックは、「彼女は文字通りコースの外に押し出された。彼女の怒りは理解できる」と語ったという。

 同じくオランダメディア『NU』によると、残り2周の時点で妨害されて転倒しかけ、最終盤に別の選手と接触。2度目の接触は、2人出場していたエチオピア人のどちらかだと語っているようだ。

 レースは金メダルがベアトリス・チェベト(14分54秒36)、銀メダルがフェイス・キピエゴン(14分55秒07)とケニア勢がワンツーフィニッシュ。銅メダルはイタリアのナディア・バットクレッティ(14分55秒42)が入った。日本の田中は15分07秒34で12位に、コスターは15分07秒58で14位に終わった。

構成●THE DIGEST編集部

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