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「ゲリラ豪雨→2度中断」異例事態の女子走り高跳び、オリスラガースが2mで世界陸上初の金メダル。世界記録保持者のマフチフは銅メダル【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2025.09.21

女子走り高跳びで金メダルを獲得したオリスラガース。写真:Getty Images

女子走り高跳びで金メダルを獲得したオリスラガース。写真:Getty Images

 2025年9月21日、東京世界陸上の最終日に行なわれた女子走り高跳び決勝。世界記録保持者(2メートル10)のマフチフが1メートル88をパスするなか、その高さをクリアしたのが13人(パタソン、ホンゼン、トピッチ、クリチェンコ、レイク、フルバ、バレイ、レブチェンコ、マース、ブコビッチ、オンエン、イエボア、ジョジグ)だった。

 続く1メートル93、マフチフは余裕のクリア。同じくメダル候補のオリスラガースもこの日の初跳躍で成功させた。他にはパタソン、ホンゼル、トピッチ、レイク、レブチェンコ、ジョジグ、クリチェンコ、オンエン、マースと9人が次の高さ(1メートル97)に進んだ。

 計11人に絞られた1メートル97、これもマフチフは1回目でクリア。オリスラガースも順当に1回目で飛んだ。このふたりに続き、トピッチ、ジョジグ、パタソン、レブチェンコが成功。残りの競技者は6人となった。

 ここからが本番の2メートル、まずオリスラガースが1回目で成功させると、続くマフチフは失敗。ゲリラ豪雨、悪天候での中断(約40分)と異例事態を経て、マフチフは2メートルをパスした。雨、中断の影響があってか、トピッチ、パタソン、レブチェンコはいずれも失敗。そんな中でジョジグが会心の跳躍を見せて2メートル2へ。
 

 再びの中断(約30分)後の2メートル2。オリスラガースが失敗すると、マフチフも成功ならず。ジョジグもクリアできなかった。

 2回目の跳躍、オリスラガースは2回連続失敗。マフチフも越えられずここで脱落すると、オリスラガースとジョジグの一騎打ちに。そして両者とも2メートル2を飛べなかった結果、2メートルを1回目でクリアしたオリスラガースが世界陸上で初の金メダルを獲得した。

 ゲリラ豪雨に見舞われる前に2メートルを成功させたことが、オリスラガースの勝因のひとつと言えた。

▼東京世界陸上・女子走り高跳び最終結果
金メダル オリスラガース(オーストラリア) 2メートル(1回目で成功)
銀メダル ジョジグ(ポーランド) 2メートル(3回目で成功)
銅メダル マフチフ(ウクライナ) 1メートル97(1回目で成功)
     トピッチ(セルビア) 1メートル97(1回目で成功)

構成●THE DIGEST編集部
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