続く1メートル93、マフチフは余裕のクリア。同じくメダル候補のオリスラガースもこの日の初跳躍で成功させた。他にはパタソン、ホンゼル、トピッチ、レイク、レブチェンコ、ジョジグ、クリチェンコ、オンエン、マースと9人が次の高さ(1メートル97)に進んだ。
計11人に絞られた1メートル97、これもマフチフは1回目でクリア。オリスラガースも順当に1回目で飛んだ。このふたりに続き、トピッチ、ジョジグ、パタソン、レブチェンコが成功。残りの競技者は6人となった。
ここからが本番の2メートル、まずオリスラガースが1回目で成功させると、続くマフチフは失敗。ゲリラ豪雨、悪天候での中断(約40分)と異例事態を経て、マフチフは2メートルをパスした。雨、中断の影響があってか、トピッチ、パタソン、レブチェンコはいずれも失敗。そんな中でジョジグが会心の跳躍を見せて2メートル2へ。
再びの中断(約30分)後の2メートル2。オリスラガースが失敗すると、マフチフも成功ならず。ジョジグもクリアできなかった。
2回目の跳躍、オリスラガースは2回連続失敗。マフチフも越えられずここで脱落すると、オリスラガースとジョジグの一騎打ちに。そして両者とも2メートル2を飛べなかった結果、2メートルを1回目でクリアしたオリスラガースが世界陸上で初の金メダルを獲得した。
ゲリラ豪雨に見舞われる前に2メートルを成功させたことが、オリスラガースの勝因のひとつと言えた。
▼東京世界陸上・女子走り高跳び最終結果
金メダル オリスラガース(オーストラリア) 2メートル(1回目で成功)
銀メダル ジョジグ(ポーランド) 2メートル(3回目で成功)
銅メダル マフチフ(ウクライナ) 1メートル97(1回目で成功)
トピッチ(セルビア) 1メートル97(1回目で成功)
構成●THE DIGEST編集部
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