1991年以来34年ぶりの東京開催となった世界陸上が９月21日に閉幕。同13日から９日間にわたりTBS系で生中継され、連日会場の興奮と熱気がお茶の間に届けられた。今大会では、俳優・織田裕二さんが大会スペシャルアンバサダーを、俳優・今田美桜さんがTBS「東京2025世界陸上」のアンバサダーを務めたほか、さらに９人組グローバルボーイズグループ「&TEAM」のKさんが応援サポーターとして二人とともに世界陸上中継に出演。そのKさんへの称賛の声が大会閉幕後も止まない。

　東京世界陸上の開幕前の同４日、Kさんは織田さんらとともに国立競技場で日本代表選手を激励。「選手のみなさん、僕たちには想像できないほどの準備をたくさんしてきたと思います。なので僕も一生懸命、応援させていただきますので、悔いのない大会にしていただけたらと思います。頑張ってください！ 」と語り、エールを送った。

　初日の同13日には、中継画面から見て今田さんの右側に立っていたKさんに対して、すぐさまネット上では「誰このイケメンは？」「美男子すぎる」「声が優しい」などと、コメントが上がるなど、小さくない反響を呼んだ。

　話題のKさんは高校時代、マラソン選手を目指して陸上部に所属。駅伝の強豪校として知られる青山学院大学の原晋監督は、日本テレビ系『with MUSIC』（５月３日放送）で当時18歳のKさんを見て「『あの子もいいな』と思っていた」と明かし、スカウト候補として注目していた逸材だったことを語っている。
  　そんなKさんは、男子3000m障害の予選１組に出場し、決勝進出をはたした三浦龍司のレースを振り返る場面で、「素晴らしい！素晴らしい！素晴らしい！」と称賛したうえで、「どうしてもハードルがたくさんあるのでリスクを回避する冷静な判断。ちゃんと足を決勝に貯めておいて、クリアするという職人芸でした」と発言するなど、経験者ならではのコメントも注目を集めた。

　４日目の同16日には、男子400mの準決勝で日本勢として34年ぶりの決勝に進んだ中島佑気ジョセフのレースに熱狂。「まだためてるんですかね、ペースも落ちついてますよ。こっから上げていかないと、後続からどんどん来ますから。ちょっと硬いか？ 動き、いけぇ！ 来ましたラスト！ キタ、キタァー！」と頭を抱えて中島の快挙に歓喜した。

　６日目の同18日にも男子400mの決勝で、「（中島佑気ジョセフ）いいですね。ラスト！ ラスト！ ラスト！いけー！ いけー！ いけーー！」と顔を真っ赤にしながら応援。その後の女子400mの決勝では、世界歴代２位の47秒78をマークして優勝したシドニー・マクラフリンレブロニ（アメリカ）の走りに「マクローフリンじゃないですか！ マクローフリンだ！ 」と大興奮だった。

　大会後、世界陸上でのKさんの様子に選手やファンから反響が続々。男子200mと男子４×100mリレーに出場した鵜澤飛羽は自身のXで「世界陸上を通してすごく好きになった人がいてそれがKさん。朝から晩まで世界陸上のために動いて熱も本物だしすごく感動しました」と称賛した。

　ネット上にも「こんなに熱いの最高すぎる！ 見ててほんとに楽しいもん！」「これからも世界陸上にはKくんが必要」「絶対世界陸上にこれからも必要！」「Kくんロスだ」「世界陸上はＫくん起用して大正解だ」「選手に対するリスペクト、すごく伝わってきました」などと、好意的な反応があがった。

　Kさんは今大会、情熱あふれる応援と経験者ならではの視点で選手に寄り添い、ファンと同じ目線で競技を楽しんだ。その真摯な姿勢が、多くの人々の共感を呼んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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