第102回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）の予選会が10月18日、東京都立川市で行なわれた。１位は10時間32分23秒でトップ通過を果たした中央学院大学。これで３年連続25回目の本戦出場を決めた。

　近年の異常な猛暑を考慮し、今大会は暑熱対策として号砲の時刻を例年より約１時間早めた午前８時30分に設定。スタート直前の午前８時30分時点での天気は曇り、気温は16.3度、湿度は80％、北西に1.1メートル。レースは各校10人以上12人以下がハーフマラソン（21.0975キロ）に出走し、上位10人の合計タイムで競われた。

　レースの序盤、先頭に飛び出したのは、山梨学院大学３年のブライアン・キピエゴ、日本大学３年のシャドラック・キップケメイ、上武大学４年のカマウ・パトリック、拓殖大学３年のラファエル・ロンギサ。いずれも安定した走りを見せた。
  　10キロ地点では、１位に立教大学、２位に順天堂大学、３位に山梨学院大学と、箱根駅伝の常連校が上位を占める中、日本薬科大学が10位、筑波大学が５位と、初出場を目指すチームも名を連ねた。そんな中、78年連続78回目の出場を目指す日本体育大学は19位で通過し、会場にはどよめきが広がった。

　17キロ地点では、日本薬科大学と筑波大学がそれぞれ10位圏外に後退。一方で、２年ぶりの出場を狙う東京農業大学と東海大学が10位圏内に浮上した。また、日本体育大学も順位を上げ、10キロ地点での19位から12位まで追い上げた。

　そして最終的に、東海大学が５位、東京農業大学が６位と順位を上げて本戦出場権を獲得。日本体育大学も９位に滑り込み出場を決めた。一方で、法政大学は11年連続・通算86回目の出場を逃し、専修大学も２年連続・通算73回目の本戦出場には届かなかった。

　箱根駅伝予選会は以下のような結果となった。

最終順位（上位13校）：

１位　中央学院大学　10時間32分23秒
２位　順天堂大学　　10時間32分35秒
３位　山梨学院大学　10時間32分44秒
４位　日本大学　　　10時間32分57秒
５位　東海大学　　　10時間34分07秒
６位　東京農業大学　10時間34分59秒
７位　神奈川大学　　10時間36分04秒
８位　大東文化大学　10時間36分12秒
９位　日本体育大学　10時間36分14秒
10位　立教大学　　  10時間36分56秒
11位　法政大学　　　10時間37分13秒
12位　明治大学　　　10時間38分54秒
13位　専修大学　　　10時間39分06秒

取材・文●栁下大護（THE DIGEST編集部）

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