"世紀の再戦"のゴングが鳴る瞬間が迫っている。
来る2月22日、WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と元3団体統一王者のタイソン・フューリー(イギリス)のタイトルマッチが、アメリカのラスベガスで行なわれる。
ヘビー級でも屈指の人気と実力を誇る二人は、2018年12月にロサンゼルスで対戦。互いに打ち合いながら、最終12ラウンドまでもつれ込む激闘の末に、三者三様のドロー決着に終わっていた。
いまだ無敗を維持する両雄の再戦は、2020年最初のメガファイトとして世界中から注目を集めている。現時点での勝敗予想は大きく割れており、海外メディアでは、パワーならばワイルダー、ボクシング技術ならばフューリーと指摘されている。
そんな中で、持論を展開したのは、往年の名手、マイク・タイソンだ。
かつて群雄割拠のヘビー級で異彩を放った"鉄腕"は、英メディア『BT Sport』のインタビューで、「俺は二人とも気に入ってるよ」と語ったうえで、フューリー勝利を予想した。
「二人ともゼロからチャンプになった。それは尊重しなければならない。けど、俺はフューリーに期待している。彼は俺にちなんだ名前を付けているから応援しているんだよ。それは自然なことだよな」
ボクシング好きの父親から「タイソン」と命名されたことも、フューリー推しを要因としたタイソンは、同選手が2年前の初戦で2度のダウンを奪われながらドローに持ち込んだことに触れた。
「彼がダウンした12回、俺は完全に試合が終わったと思った。けど、彼は立ち上がって、多くの人々を驚かせ、自分がタフであることを世界に示したんだ。最終ラウンドは勝っていたよ。まるでロッキーのようだった。ただ立ち上がるだけじゃなくて、反撃したんだ。素晴らしかったし、あれが俺をファンにした」
はたして、タイソンの期待するフューリーが王座戴冠を果たすのか。それともワイルダーが意地の防衛をするのか。"ビッグ・リマッチ"への緊張感が高まっている。
構成●THE DIGEST編集部
来る2月22日、WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と元3団体統一王者のタイソン・フューリー(イギリス)のタイトルマッチが、アメリカのラスベガスで行なわれる。
ヘビー級でも屈指の人気と実力を誇る二人は、2018年12月にロサンゼルスで対戦。互いに打ち合いながら、最終12ラウンドまでもつれ込む激闘の末に、三者三様のドロー決着に終わっていた。
いまだ無敗を維持する両雄の再戦は、2020年最初のメガファイトとして世界中から注目を集めている。現時点での勝敗予想は大きく割れており、海外メディアでは、パワーならばワイルダー、ボクシング技術ならばフューリーと指摘されている。
そんな中で、持論を展開したのは、往年の名手、マイク・タイソンだ。
かつて群雄割拠のヘビー級で異彩を放った"鉄腕"は、英メディア『BT Sport』のインタビューで、「俺は二人とも気に入ってるよ」と語ったうえで、フューリー勝利を予想した。
「二人ともゼロからチャンプになった。それは尊重しなければならない。けど、俺はフューリーに期待している。彼は俺にちなんだ名前を付けているから応援しているんだよ。それは自然なことだよな」
ボクシング好きの父親から「タイソン」と命名されたことも、フューリー推しを要因としたタイソンは、同選手が2年前の初戦で2度のダウンを奪われながらドローに持ち込んだことに触れた。
「彼がダウンした12回、俺は完全に試合が終わったと思った。けど、彼は立ち上がって、多くの人々を驚かせ、自分がタフであることを世界に示したんだ。最終ラウンドは勝っていたよ。まるでロッキーのようだった。ただ立ち上がるだけじゃなくて、反撃したんだ。素晴らしかったし、あれが俺をファンにした」
はたして、タイソンの期待するフューリーが王座戴冠を果たすのか。それともワイルダーが意地の防衛をするのか。"ビッグ・リマッチ"への緊張感が高まっている。
構成●THE DIGEST編集部