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アイスダンス“うたまさ”、リフトで痛恨ミス「悔しさが一番」得点伸び悩む ロストバゲージ、海外カップルと衝突するトラブル続き「今後のスケート人生につなげたい」【フィギュアNHK杯】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.11.08

アイスダンスの“うたまさ”こと吉田(左)と森田(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

アイスダンスの“うたまさ”こと吉田(左)と森田(右)。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦NHK杯(大阪・東和薬品ラクタブドーム)は11月8日、アイスダンスフリーダンスが行なわれ、“うたまさ”こと吉田唄菜/森田真沙也組は85.67点と伸び悩み、リズムダンスとの合計は155.28点。ともに最下位に低迷した。

 前半のステーショナルリフトで森田が吉田を支えきれず大きく減点に。後半はなんとか立て直したが、リフトでの痛恨ミスが響いた。森田は「リフトは上げたら男性の責任になるので。スピン以降のエレメンツは...という感じです」と反省。得点を待つキスアンドクライでも2人で課題やミスの部分を振り返るやり取りがあり、「ミスが多かった。気持ちは悔しさが一番。ミスをせずにブラッシュアップしていきたい」と唇をかんだ。
 
 今大会は練習拠点のカナダから帰国する際にスケート靴や衣装などすべてを入れていた荷物がロストバゲージになって5日まで満足な調整ができなかった。さらに6日の公式練習では吉田がイタリアのカップルと激突するなど、ハプニングの連続だった。「直前のゴタゴタもあって大変でしたけど、今後のスケート人生につながるいい試合になった」と振り返った。

 とはいえ、トラブルに見舞われても積み重ねてきた練習量や経験でカバーしてきたうたまさ。次戦は12月の全日本選手権(東京・代々木第一体育館)が大きな目標となる。「プログラムの精度を上げたい(吉田)」「練習からメンタルの部分を突き詰めていきたい(森田)」と、それぞれ前を向いた。

▼NHK杯アイスダンス結果(カッコ内はフリーダンスの得点)
優勝 ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(英国) 205.88点(124.31)
2位 シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) 198.67点(122.31)
3位 キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(米国)     187.90点(112.76)
―――――――――――――――――――――――
10位 吉田唄菜/森田真沙也 155.28点(85.67)

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【画像】FD演技直後“うたまさ”の表情

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