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格闘技・プロレス

那須川天心、初の世界戦で見せる“生き様”「勝利すれば、ボクシング挑戦を軽視する批評家たちを少なからず黙らせる」井上拓真戦の“意義”、米専門メディア強調

THE DIGEST編集部

2025.11.24

11月24日、初めてのボクシングの世界戦を迎える那須川。(C)THE DIGEST

11月24日、初めてのボクシングの世界戦を迎える那須川。(C)THE DIGEST

 プロボクシングデビューからおよそ2年半。ついに那須川天心(帝拳)が世界タイトルに挑む機会が訪れた。11月24日、那須川は井上拓真(大橋)とWBC世界バンタム級王座決定戦で拳を交える。かつては“神童”とも呼ばれたファイターにとってボクシングキャリア8戦目で迎える大一番は、さまざまな意味において転機となる可能性が高い。

 米ボクシング専門メディア『Boxingscene.com』が11月22日、那須川の特集記事を公開。デビューからの足跡を辿りながら、タイトル戦へ挑む本人のコメントを紹介する構成だ。

「長年に渡りキックボクシング界を代表してきた那須川は、プロボクシング8戦目にして、ここ3戦のうち2度目となる元主要王者との対戦に臨む。相手は同胞の井上拓真。WBC 118ポンド(バンタム)級の空位王座が懸けられている」

 7勝0敗(2KO)の戦績を称えながら、同メディアは元WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(豪州)との対戦や、前回のビクター・サンティリャン(ドミニカ共和国)戦を回顧。いずれも判定での勝利に「那須川本人は厳しい評価を下していた」などと綴っている。

 続けて「ボクシングでは必ずしも、那須川自身が心から満足する結果が続いていない」とし、「井上戦に勝利すれば、那須川は世界のバンタム級トップクラスの選手として認識されるに値する。さらに、プロボクシング挑戦を軽視する批評家たちを少なからず黙らせるだろう」などと井上戦の意義を強調した。

 
 さらに、「海外では違うかもしれないが、日本ではまだ別の格闘技出身という理由で完全に認められていない」と評した本人のコメントを掲載し、次のような井上戦への意気込みを並べた。

「たとえ11月24日に勝ったとしても、自分自身の価値は変わらない。でも、この試合は周囲の人たちに、自分を認めざるをえなくなるきっかけになるだろう」

 キックボクサー時代から強烈な個性でファンの視線を惹きつけながら、プロボクサーとして那須川は多様な評価を受けてきた。キックボクシングを極めた27歳は、初めて挑むプロボクシングの世界戦でどんな生き様を見せるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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