続出したアクシデントに波紋が広がっている。

　中央競馬のジャパンカップ（G１、東京・芝2400m）が11月30日に行なわれ、４番人気だった今年の欧州年度代表馬カランダガンが20年ぶりの外国馬勝利を飾った。2018年のジャパンCでアーモンドアイがマークした記録を０秒３上回る２分20秒３のレコード決着となった。

  　一方で、同レースはスタートから波乱の幕開けに。スタートと同時に10番人気のアドマイヤテラに騎乗した川田将雅騎手がまさかの落馬。出走直後から空馬となったアドマイヤテラが走り続け、そのままレースが進行した。

　終盤、直線でのたたき合いとなり、３頭が横並びになったが、空馬のアドマイヤテラが先頭でゴール。入線後には、２着のマスカレードボールと３着のダノンデサイルが接触し、それぞれ騎乗していた戸崎圭太騎手とルメール騎手も落馬した。

　驚異のレコード決着に衝撃的なアクシデントが続いたレースに、SNSでは、「いろんなことありすぎだろ」「感動、衝撃、心配と色々な感情にグチャグチャにされました」「情報が多過ぎた」「色々カオスなレースだった！！」「カランダガンかっこよすぎ」「落馬された騎手は全員怪我してなければいいな」「欧州最強は伊達ではなかった」「爆速レコード更新!!!」「川田騎手、戸崎騎手が心配です」などと様々な反応が寄せられた。

　なお、JRAは公式ホームページにて、競争中止となったアドマイヤテラと鞍上の川田騎手はともに異状なしと発表している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】まさかの空馬が先頭でゴールも… 欧州最強馬が驚異のレコード勝ち