英モータースポーツ専門メディア『The Race』は現地12月４日、F1レッドブルのシート喪失が決まった角田裕毅に関する記事を配信。角田がシートを失う前に他チームと交渉できない状況にあったと明かした。

　同メディアは、レッドブルの来季ドライバー・ラインアップの決断が遅かったため、角田がその他のF1チームでレースを続けられなくなったと説明。さらに、角田のコメントを紹介して、レッドブルとの契約に、他チームとの交渉に関する制約があったと説いた。
  「契約があったので、できることはあまりなかった。いくつかチーム外からも話はあったけど、契約上他のチームと交渉するのは認められていなかったんだ。だから、レッドブルに完全に集中していた。とにかく、ここ数年はレッドブルが私の最優先事項だった。僕が育った場所だからね。それが全てだ」

　他チームからの関心は以前から報道されており、レッドブルとの契約によって交渉には至らなかったものの、角田の実力を高く評価していたことの表れでもある。2027年に他チームが角田獲得に動く可能性も意外に高いのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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