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「サポートが全くなかった」角田も味わったレッドブル“2人目”としての苦悩の日々をガスリーが明かす「リソースがほとんど与えられなかった」【F1】

THE DIGEST編集部

2025.12.23

レッドブルのチーム体制に不満を持っていたというガスリー。(C) Getty Images

レッドブルのチーム体制に不満を持っていたというガスリー。(C) Getty Images

 英F1専門メディア『PlanetF1』は現地12月21日、アルピーヌのピエール・ガスリーがF1公式の番組『Off the Grid』に出演し、2019年シーズンのレッドブルでの12戦を振り返った際のコメントを紹介した。

 ガスリーは17年の第17戦マレーシアGPでトロ・ロッソ(現レーシングブルズ)からF1デビューを果たすと、18年には第2戦バーレーンGPで4位入賞するなど速さを見せ、翌年のレッドブル昇格を決めた。

 しかしマシンへの適応に苦しみサマーブレイク中にトロ・ロッソへの降格が決定。ガスリーはトップチームでの苦戦ぶりを次のように語った。

「マックス(・フェルスタッペン)には力強いサポートを与える大規模なチームだったのに、僕はどこからもサポートが全くなかった。マックスは結果を出しているから当然なんだけどね。しかし、フォーミュラE出身でF1経験のない新人エンジニアのもとでスタートを切った。そんな奇妙な状況で、本来のパフォーマンスを発揮するためのツールを与えられていなかったんだ」
 
「パフォーマンスを発揮するためのリソースがほとんど与えられなかったんだ。とにかく、自分自身で何とかしようと努力した。結局のところ、僕はパフォーマンスを発揮するためにそこにいたんだからね。彼ら(レッドブル)は(ガスリーの走りに)不満だったが、僕も自分のポテンシャルを発揮できないと分かっていたので不満だったよ」

 第13戦から再びトロ・ロッソに乗り込んだガスリーは第20戦ブラジルGPで2位を獲得し初の表彰台に立つと、20年には第8戦イタリアGPで優勝を飾るなどキャリアを回復させた。23年にアルピーヌに移ってからも2度ポディウムに輝いている。

 角田裕毅も苦しんだレッドブルの“セカンドドライバーの呪い”は、ガスリーの時代から続くエース一極集中のチーム体制に原因があるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「ユウキが恋しい…」プラカードで掲げられたレッドブル残留を願う一部始終
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