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フィギュア

全日本フィギュアで米記者が感動したワンシーン「私はここにいる」会場は万雷の拍手鳴り止まず

THE DIGEST編集部

2025.12.25

最後の全日本を終えた樋口新葉。五輪代表には手が届かなかった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

最後の全日本を終えた樋口新葉。五輪代表には手が届かなかった。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 2026年ミラノ・コルティナ五輪の日本代表最終選考会を兼ねたフィギュアスケート全日本選手権が12月21日に幕を降ろした。最終日に行なわれた女子シングルは坂本花織が5連覇を達成、3大会連続3度目の五輪出場を決めた。現地取材していた米記者は、あるワンシーンについて感動の声を上げている。

 2022年北京五輪代表の樋口新葉は今季限りでの現役引退を表明しており、これが最後の全日本となった。赤と金を基調とした華やかな衣装に身を包んで登場した小柄なスケーターは最初のコンビネーションジャンプは少し詰まり出来栄え点がマイナスとなったが、2つ目の3回転ルッツを力強く、3回転ループを華麗に着氷。スピンはぼぼレベル4を獲得し、不屈の女性「ワンダーウーマン」を熱演した。

 フィニッシュポーズを決めると、すべての力を出し尽くしたかのように氷に顔をうずめた樋口はそのままゴロンと寝転がり、大の字になってしばらく天上を見上げた。

 万雷の拍手に包まれた会場の光景を米国のフィギュアスケート記者ジャッキー・ウォン氏は自身のSNSに投稿。氷上で大の字に寝る樋口の写真を添え「I’m still here(私はここにいる」と綴り、オリンピアンの渾身の演技を称えた。
 
 ラスト全日本ではフリー133.59点、ショートとの合計203.06点の8位。22年北京五輪では団体銀メダル、個人で4位入賞を果たした実力者ながら大舞台には届かなかった。だが取材対応のミックスゾーンでは晴れやかな表情で「全部を出し切りました」と樋口らしい充実感を表していた。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】米記者が感動した全日本フィギュアのワンシーン

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