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志田千陽/五十嵐有紗“シダガシ”涙の全日本初優勝! 来年の日本代表内定、28年ロス五輪メダルへ弾みつける結成4か月の快挙【全日本総合バドミントン】

THE DIGEST編集部

2025.12.30

志田(左)と五十嵐(右)のペア“シダガシ”。悲願の全日本初Vを成し遂げた。写真:鈴木颯太朗

志田(左)と五十嵐(右)のペア“シダガシ”。悲願の全日本初Vを成し遂げた。写真:鈴木颯太朗

 バドミントンの全日本総合選手権が12月30日に東京・京王アリーナTOKYOで女子ダブルス決勝が行なわれ、“シダガシ”こと志田千陽/五十嵐有紗ペアが櫻本絢子/廣田彩花ペアを2-1で撃破。崖っぷちから執念の逆転勝利で全日本初優勝を飾り、来年の日本代表を内定した。

 結成4か月の五輪メダリストコンビが一気に頂点に駆け上がった。第1ゲームは互いに点を奪い合うなか、シダガシが常に一歩リード。だが中盤から櫻本/廣田ペアがじわじわと点差を縮め、シダガシは4連続失点。先にゲームポイントを握ったが相手のコンビネーションに屈し、デュースからまさかの連続失点で20-22で落とす。

 第2ゲームは一進一退の展開。11-9でシダガシが一歩リードして折り返したが、前衛での激しいドライブ合戦、ロングラリー、左右への揺さぶりなどレベルの高い攻防を繰り広げる。最後は五十嵐の強打がネットインとなり、21-18でシダガシが取り返した。
 
 勝負の最終ゲーム、8-11で3点のビハインドを追うシダガシは志田が強烈なスマッシュを放ち吠える。だが全日本社会人を優勝した実力派ペアがシダガシの真ん中を射抜くうまいショットで点差を縮めない。取られたら取り返す、緩急をつけた激しい競り合いは終盤に五十嵐のクロスショットをきっかけに、シダガシが5連続得点。ギアを一段階上げた五輪メダリストコンビが日本一への執念をみせてマッチポイントを握ると、そのまま逆転勝ち。国内最高峰の頂上決戦を制すと、コートに倒れ込んで歓喜の涙を流した。
 
 2024年のパリ五輪で志田は松山奈未とのペアで女子ダブルス銅メダルを獲得。勢いそのまま、年末の全日本で優勝を飾り日本最強ダブルスの地位を確立した。だが“シダマツ”の愛称で長年親しまれてきたペアを今年8月に解消し、パリ五輪混合ダブルスで銅メダル獲得した五十嵐(旧姓・東野)と新しいペアを結成。28年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得を明言しており、夢舞台に向けて弾みのつくタイトルとなった。

【女子ダブルス2回戦】
志田千陽/五十嵐有紗 2-0(21-16/21-6) 向井仁那/宮内公佳

【女子ダブルス3回戦】
志田千陽/五十嵐有紗 2-0(21-7/21-14) 新見桃芭/相磯美心

【女子ダブルス準々決勝】
志田千陽/五十嵐有紗 2-0(21-9/21-8) 大澤佳歩/田部真唯

【女子ダブルス準決勝】
志田千陽/五十嵐有紗 2-1(21-14/20-22/21−8) 保原彩夏/廣上瑠依

【女子ダブルス決勝】
志田千陽/五十嵐有紗 2-1(20-22/21-18/21-16) 櫻本絢子/廣田彩花

構成●THE DIGEST編集部

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