マラソン・駅伝

10000m日本人学生最高記録保持者が“花の2区”に初登場! 東京農業大の前田和摩が決意「言い訳はこれで終わりに。来年は区間賞争いを」【箱根駅伝】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.01.04

高校時代から全国レベルで活躍し、東京農業大に入学後も好結果を出してきた前田が、初めて2区を走った。写真:アフロ

 3年生にして、ついにエース区間に登場した。

 1月2日に行なわれた第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路で、東京農業大の前田和摩が2区に出走。1時間06分31秒で区間11位(日本人6位)だった。

 前田は報徳学園高時代から頭角を現し、トラックレースや駅伝の全国大会で活躍。大きな期待を浴びて東京農業大に入学し、1年次からチームのエースとして10000メートルや箱根駅伝予選会で好結果を残す。2年次には5月の日本選手権の10000メートルで3位に入り、日本人学生最高記録の27分21秒52をマークした。

 ただ箱根駅伝では、思うようにいかなかった。1年次には直前の故障で7区に回り区間13位に終わると、2年次には病気のために予選会を欠場してチームは敗退した。

 そして臨んだ今季、箱根駅伝予選会ではチームトップの14位に入り、本戦でも"花の2区"で一流ランナーの証と言える66分台で走破した。
 
 そんな前田だが、実は万全の状態ではなかったという。箱根予選会直前の怪我を含め、箱根駅伝まで2回負傷。練習を十分には積めなかった。そのなかでは及第点の走りだったという東京農業大のエースは、初の2区をこう振り返った。

「キツいです。今回、自分は集団で行って、かなり突っ込んで入ったので、その分、中間点付近は苦労した印象があります。後半の12キロ以降はキツかったです。(14キロ付近からの)権太坂で1回上って、足を使いながら下って、平坦で、最後にまた3キロ、すごく上る。エースの区間ですごいハイペースで走った後にそういう坂が来るのは、大分メンタルにも身体にも来ると思いました。良いコースだなと」

 そして「今回2区のコースを全力で走ったのは、来年にも活かせると思います」とし、「『怪我していたので』『練習できなかったので』という言い訳は、もうこれで終わりにしたいです。これからしっかりとベース、怪我をしない身体を作って、来年は区間賞争いをできるように頑張りたいです」と意気込んだ。

 失敗から学んだ決意を胸にした前田の、さらなる飛躍に期待したい。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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