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過去最多メダル24個で何が変わった? 日本は“冬季五輪の強豪国”なのか【ミラノ・コルティナ五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.23

スノーボードのスロープスタイルでは左から長谷川、深田、村瀬がメダルを獲得した。(C) Getty Images

スノーボードのスロープスタイルでは左から長谷川、深田、村瀬がメダルを獲得した。(C) Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪でのメダル獲得総数は、ノルウェーが41個(金18、銀12、銅11)で今大会最多。続くアメリカは33個(金12、銀12、銅9)、開催国イタリアも30個(金10、銀6、銅14)。冬季大国が地力を示すなか、日本はドイツの26個(金8、銀10、銅8)に次ぐ24個(金5、銀7、銅12)でフィニッシュした。

 北京五輪の18個(金3、銀7、銅8)から6個増。過去最多である。だが、日本は本当に“強豪国”になったのか。

 ノルウェーとは17個差、アメリカとも9個差。総合順位で見れば、世界の頂点はなお遠い。金メダル5個は誇れる成果だが、総合力という意味では、日本は「強豪へ接近」した段階と見るのが妥当だろう。

 ただ、競技別に目を向けると景色は一変する。スノーボードで日本は9個のメダルを獲得した。金4、銀2、銅3。男子ビッグエアの木村葵来、女子ビッグエアの村瀬心椛、男子ハーフパイプの戸塚優斗、女子スロープスタイルの深田茉莉。主要3種目すべてで頂点に立った事実は重い。

 しかもこれは偶発的な成功ではない。北京でも存在感を示し、ミラノではさらに金を積み上げた。若手が台頭し、種目が分散し、世代交代も進行している。これは特定のスター依存ではなく“競技力の構造化”だ。スノーボードに関して言えば、日本はすでに強豪国と呼んでいい。
 
 フィギュアスケートも底力を見せた。三浦璃来/木原龍一がペアで金。団体で銀、男女シングルでも複数メダルを確保し、計6個を積み上げた。かつては個の才能に頼る印象があったものの、今大会は明確に「層」で戦っている。

 スピードスケートでは高木美帆が3種目で表彰台。フリースタイルスキーでは堀島行真が銀と銅を獲得。ジャンプも複数のメダルを確保した。複数競技で継続的に表彰台に届く構造が見え始めている。つまり、日本にとって北京は「質の大会」で、ミラノは「量の大会」との見方ができるだろう。

 銅12個という数字は、“あと一歩”をものにできる選手が増えた証でもある。五輪は一発勝負。その舞台で24回、表彰台に立った事実は偶然ではない。

 総合では「強豪へ接近」、スノーボードでは「すでに強豪国」。これが、日本の現在地か。いずれにしても、24個は到達点ではない。通過点である。

  2030年、日本は金をいくつ積み上げられるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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