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「私を選ばないでください」高梨沙羅、五輪直前まで出場辞退を相談していた混合団体 悲願メダルの裏で小林陵侑がかけた言葉「トラウマは同じ舞台でしか返せない」【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.02.24

スキージャンプ混合団体で日本は銅メダルを獲得した。(C) Getty Images

スキージャンプ混合団体で日本は銅メダルを獲得した。(C) Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪で日本は歴代最多となる24個(金5、銀7、銅12)のメダルを獲得する歴史的なメダルラッシュとなった。スキージャンプ混合団体は前回の北京五輪4位の悔しさを晴らし、この種目初の銅メダルだった。

 スキージャンプ陣のなかで、エースの小林陵侑は今大会4種目に出場した。ノーマルヒル8位入賞、ラージヒル6位入賞、スーパーチーム6位入賞と個人種目ではメダルを逃したが、混合団体では丸山希、高梨沙羅、二階堂蓮らとともに表彰台に立った。

 2月23日に帰国した小林は、この日の夜9時に放送された日本テレビ系「くりぃむしちゅーのTHE レジェンド ミラノ・コルティナ五輪 総集編」にスノーボードの木村葵来(男子ビッグエア金)、村瀬心椛(女子ビッグエア金、女子スロープスタイル銅)、戸塚優斗(男子ハーフパイプ金)、フリースタイルスキーの堀島行真(男子デュアルモーグル銀、モーグル銅)ら五輪メダリストらと一緒に生出演した。

 番組内で現地記者から高梨とともに「世界最高レベルのジャンパー」だと称賛された小林。混合団体について話が展開されると、VTRの中で高梨が「オリンピックの混合団体に出れるとなっても私は出ません」「(メンバーに)選ばないでください」と、代表コーチに相談していた衝撃事実が明らかになった。
 
 高梨は前回大会でスーツ規定違反により失格。日本が表彰台を逃す要因となった。さらにミラノ・コルティナ五輪の直前に行なわれたワールドカップ混合団体戦でジャンプを失敗すると、4年前のトラウマを思い出してしまい、チームに迷惑がかかるとして団体出場を本気で辞退しようとしていた。

 そんな高梨を救ったのは、高校時代からの盟友・小林だった。代表コーチが「沙羅には本当に頑張ってほしい」「混合団体でのトラウマは同じオリンピックの舞台でしか返せないと思う」と、小林が高梨と一緒に混合団体でのリベンジを誓っていたと証言した。

 日本は1番手の丸山から小林、高梨、二階堂と安定したジャンプで飛距離を伸ばし、チーム一丸で悲願のメダルを獲得した。小林は北京大会を経ての団体メダルについて「僕もうれしかったですし、一番つらかったのは沙羅だったと思うので。その分、みんなで返せたのは嬉しかったです」と感慨深く振り返った。

 さらに、試合前日には決起集会を開いていたことを明かし「沙羅が緊張していたので。明日は楽しもうと。一番いい選手が男女で選ばれているので、自分たちのパフォーマンスをすればいい」と声をかけていたという。

 大会後、高梨は日本テレビ系列の五輪中継で「今まで感じたことがない楽しさだったり、心強さがあったオリンピックだった」と話し、今大会の結果で失意の北京大会にピリオドを打つことができたと笑顔で振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】4年前のトラウマに打ち勝った高梨、涙を流した人物
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