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「人間の尊厳を優先」米国女子スケーターの“気遣い”に再脚光 フィギュア界は「フェアプレー」が多い?ノミネート候補6人中3人を選出【冬季五輪】

THE DIGEST編集部

2026.03.02

坂本をかばった一幕が再び注目を集めている米国のアンバー・グレン。(C)Getty Images

坂本をかばった一幕が再び注目を集めている米国のアンバー・グレン。(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート女子シングル5位入賞を果たした米国代表のアンバー・グレン。ショートは13位と出遅れたが、フリーでは全体3位の好成績を収めた。メダル獲得は逃したものの、演技後のリスペクトあふれる行動が再注目を浴びている。

 それは、坂本花織の銀メダルが確定した場面。金メダルにわずかに及ばなかった日本人スケーターは顔を押さえて涙。悲願達成とはならなかったライバルの姿を見たグレンは慰めるように肩に手を添えた。

 そして、その様子を撮影しようと近づいてきたカメラマンに対して、グレンは坂本をカメラから守るように立ち上がって手を振って制止。のちにこの一幕について、「それが彼ら(カメラマン)の仕事なのは分かっている。けど、明らかにそっとしておいてほしい時にも、ズカズカと踏み込んでくるって本当にどうかと思う」と異議を唱えた。
 
 この姿は日本だけでなく、世界中のファンから称賛の声が相次いだ。さらに大会公式サイトは、現在実施している「フェアプレー賞」投票の候補者としてグレンを選出。この行動について「自身の失望にも関わらず、坂本花織のメンタルヘルスと人間の尊厳を優先し、カメラから守るために立ち上がった」と紹介した。

 ちなみに、今回の候補者6人のうちグレンを含む3人がフィギュアスケートの代表選手。残りの2選手はいずれも男子シングル選手で、優勝候補と目されながら8位に終わったものの金メダルを獲得したミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)を祝福したイリア・マリニン(米国)、そして悔しい銀メダルに終わりながらも佐藤駿の銅メダル獲得を一番に喜んだ鍵山優真が選ばれている。

 今回の選出は、国際オリンピック委員会(IOC)や世界中のメディア代表者からなる審査員グループによって決定したという。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「撮影しないであげて!」坂本花織を守ったアンバー・グレン
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