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「なんで10点満点じゃないんだ!」米女子体操選手の超絶“ビヨンセ・パフォ”が1000万回再生の大反響!

THE DIGEST編集部

2020.02.29

圧巻の床パフォーマンスで一躍時のひととなったデニス。(C)Getty Images

 アメリカで大きな話題をさらっているのが、20歳の大学生アスリートだ。

 現地2月23日、カリフォルニア州で開催された体操の全米大学選手権、その「床」の演技だった。地元UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の代表選手としてユタ大学戦で圧巻のパフォーマンスを見せたのが、2年生のニア・デニスだ。

 この日が誕生日だったデニスは、アメリカが誇る歌姫・ビヨンセのスーパーヒットメドレーを選曲。誰もが知るノリノリの音楽が流れると会場のファンは総立ち。そのなかでデニスは躍動感触れるステップ、難易度の高いジャンプやターンを次々と成功させ、ほぼノーミスで演技を終えた。観客もチームメイトも大興奮で、全力を出し切った彼女を絶賛。9.975点のハイスコアを叩き出した。

 評判が評判を呼び、UCLAや大会公式サイト、さらには国内の大手メディアがこぞってデニスのパフォーマンスを動画で紹介。なんとその後の5日間で再生回数が1000万回を超えたという。米紙『USA TODAY』は「もしあなたがデニスを知らないなら、ぜひ知ってほしい。このルーティーンを見れば誰もが彼女の虜になるはずだ!」と太鼓判を押した。

 そんな大フィーバーを受けて論争となっているのが「なぜ10点満点じゃないのか」だ。

 実は1年前の2019年大会、同じUCLAでデニスの先輩にあたるケイトリン・オオハシ(当時4年生)が伝説のパフォーマンスを披露して、10点満点を叩き出した。マイケル・ジャクソンやアース・ウィンド・アンド・ファイアーなど1980年代ポップスの名曲を並べたバックミュージックで演技を完遂。ユーチューブで3500万回を超える再生回数を記録し、今回のデニスの「床」は彼女にインスパイアされたとも言われる。

 ファンの間では、オオハシに匹敵する出来だったデニスがどうして10点満点じゃないのかと、大会事務局に苦情が殺到しているのだ。
『USA TODAY』紙は、「9.975点は十分に素晴らしいスコアだが、どう考えても過小評価だろう。彼女は10点を取れずにチームもユタに敗れたが、インターネットを制覇したのだ」と論じている。

 絶対女王シモーネ・バイルスを擁するアメリカ女子体操代表チーム。来る東京五輪でも金メダルの最右翼と目されるが、2014年からメンバー入りしているデニスも候補者のひとりに挙がる。日本でもそのハイパフォーマンスを拝めるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】見よ! 全米を熱狂させた20歳デニスの圧巻"ビヨンセ・パフォ"はこちら!
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