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マラソン・駅伝

「1時間58分台も可能だ」人類初のサブ2達成 男子マラソン“歴史的快挙”の舞台裏を英BBCが報道

THE DIGEST編集部

2026.04.28

史上初めてマラソンで2時間の壁を突破したサウェ。(C)Getty Images

史上初めてマラソンで2時間の壁を突破したサウェ。(C)Getty Images

 現地4月26日、ケニアのセバスチャン・サウェがロンドンマラソンで1時間59分30秒をマークし、人類史上初めて2時間の壁を突破する世界新記録を樹立して優勝した。

 サウェは2024年のバレンシアでマラソン初挑戦ながら2時間02分5秒を記録し、そのポテンシャルの高さを示していたが、今回の歴史的快挙は世界に大きな衝撃を与えている。

 翌27日、英公共放送局『BBC』は「サウェはいかにして象徴的な2時間の壁を破ったか」と題した記事を掲載。歴史的な瞬間の舞台裏を詳報した。
 
 サウェは同局の取材に対し、「準備は万全だったが、世界記録を狙っていたわけではなかったので、結果には自分でも驚いている」と語り、あくまでタイトル防衛が主眼であったと明かした。

 その一方で、31歳のランナーは「昨日はもっと速く走ることも可能だった。1時間58分台も可能だ」と驚くべき発言も。今回のワールドレコードがまだ通過点に過ぎないとの認識を強調した。平均2分50秒/kmというハイペースを維持しながら、終盤の35~40kmの5km を13分42秒でまとめた点も、その余力を裏付ける材料とされている。

 また『BBC』は、サウェがレース中に1時間あたり115グラムの炭水化物を補給するなど、近年進化するエネルギー戦略を取り入れていた点にも言及。「標高の高い地域で1日の平均は約30km、週に約200kmに及ぶ走り込みと組み合わさり、歴史的なパフォーマンスを支えた」と分析した。

 さらに、近年のケニア人選手によるドーピング問題を受け、サウェは自身の競技姿勢について「疑念を払拭することは重要だ。クリーンでも速く走れることを示したい」と話し、頻繁な抜き打ち検査を受け入れているという。

 前例のない領域に踏み込んだ今回の結果は、マラソンの限界そのものを押し広げたといえる。サウェが語る「さらなる更新」の可能性が現実味を帯びるなか、世界記録がどこまで塗り替えられるのか、今後の動向が注視される。

構成●THE DIGEST編集部

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