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陸上

女子100H田中佑美は痛みを抱えながら日本人トップを死守「止めた方がいいけど、逆に休んで治るものでもなく…」【セイコーGGP】

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.05.19

富士通の田中が、福部や中島らとの日本人対決を制した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

富士通の田中が、福部や中島らとの日本人対決を制した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2026東京」が、5月17日にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催された。アリア・アームストロング(米国)が12秒75(風:-0.9)で優勝したレースで、日本人トップの2着に入ったのが田中佑美(富士通、12秒81)だった。

 日本記録保持者(12秒69)の福部真子(日本建設工業)や同歴代2位の中島ひとみ(長谷川体育施設)ら、国内の強豪との争いを、田中が制した。

 25年日本選手権同種目女王の27歳は、スタートをしっかりと決めると、その後も加速。アームストロングとの競り合いには敗れたものの、福部(3位=12秒85)や中島(4位=12秒90)を寄せ付けなかった。

 強さを見せつけた田中だったが、実は痛みと戦っている。今年3月に出たアキレス腱痛の影響で「自分対アキレス腱、君は本当に大丈夫なのか」という状態で、出場できるかも微妙だったという。
 
 もちろんエコーやMRIなどのメディカルチェックで、腱自体の損傷はないという確認はとれている。ただ「痛みは難しくてサインなので、止めた方がいい時もあるんですけど、逆に休んで治るものでもなくて」と説明する。

 そして「今回はレース前に痛みありましたけど、あえて気にせずにウォーミングアップをしました」と明かした。

 継続的な高強度のトレーニングは難しく、現在は12月から3月までのトレーニングの“貯金”と技術の安定でレースで結果を残しているという田中。今後の回復を祈りたい。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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